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部屋が寒すぎる!原因や対策、寒くない物件とは?

豆知識


冬になると「部屋が寒くて仕方がない」「暖房をつけても全然暖まらない」といった悩みを抱える方は少なくありません。賃貸物件にお住まいの方なら、一度は経験したことがあるのではないでしょうか。

実は、部屋が寒いと感じる原因は、物件の構造や立地条件など、さまざまな要因が関係しています。寒さは生活の快適性を大きく損なうだけでなく、光熱費の増加にもつながってしまいます。しかし、原因を正しく理解し、適切な対策を講じることで、寒さを軽減することは十分に可能です。

また、これから引っ越しを検討されている方は、物件選びの段階で「寒くない部屋」を選ぶことが何よりも重要です。

この記事では、部屋が寒い原因から具体的な対策方法、そして寒さを感じにくい物件の選び方まで、詳しく解説していきます。今の住まいで寒さに悩んでいる方も、これから物件探しをされる方も、ぜひ参考にしてみてください。



目次

  1. 部屋が寒いのはなぜ?
  2. 賃貸物件が寒いときの対策とは
  3. 寒いと感じない物件の選び方
  4. まとめ:賢い物件選びで寒い冬を乗り越えましょう!



1. 部屋が寒いのはなぜ?

部屋が寒いと感じる原因は、一つではありません。建物の構造や立地条件、設備など、さまざまな要因が複雑に絡み合っています。ここでは、主な原因について詳しく見ていきましょう。


建物の構造による影響

賃貸物件の寒さを大きく左右するのが、建物の構造です。日本の賃貸物件には主に「木造」「鉄骨造」「鉄筋コンクリート造(RC造)」「鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)」の4種類があり、それぞれ気密性や断熱性が大きく異なります。

一般的に、最も寒さを感じやすいのが木造物件です。木造は柱と梁で建物を支える構造のため、壁と床、天井の接合部分などに隙間が生じやすくなっています。この隙間から外気が入り込み、室内の暖かい空気が逃げてしまうため、冬場は特に寒く感じやすいのです。また、木造物件は壁が薄いことが多く、断熱材が十分に入っていないケースも少なくありません。築年数が古い木造アパートでは、経年劣化によって隙間が広がっていることもあり、より一層寒さを感じやすくなります。

ただし、木造にもメリットはあります。家賃が比較的安く、通気性が良いため湿気がこもりにくいという特徴があります。また、最近の新築木造物件では断熱性能が向上しており、必ずしも「木造=寒い」とは限りません。

一方、鉄筋コンクリート造(RC造)や鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)は、気密性と断熱性に優れています。コンクリートで建物全体が覆われているため、隙間が少なく、外気の影響を受けにくいのが特徴です。コンクリートは熱容量が大きいため、一度温まると冷めにくく、室内の温度を一定に保ちやすい性質があります。そのため、冬場でも比較的暖かく過ごすことができます。


部屋の階層が与える影響

同じ建物内でも、階層によって寒さの感じ方は大きく異なります。一般的に、最も寒く感じやすいのが1階などの低階層の部屋です。

1階の部屋が寒い主な理由は、まず地面からの冷気の影響を受けやすいことが挙げられます。特に冬場は地面が冷え切っているため、床下から冷気が伝わってきます。基礎断熱が不十分な物件では、この影響が顕著に表れます。さらに、1階は周囲の建物や木々に遮られて日光が入りにくく、日中でも部屋が暖まりにくい傾向があります。南向きの窓があったとしても、他の建物の影になってしまうケースも少なくありません。また、上階の部屋に比べて、上からの断熱効果が期待できないという点も挙げられます。

一方、2階以上の高層階は、1階に比べて暖かく過ごせることが多いです。日当たりが良く、日中は太陽の熱で部屋が自然に温まります。また、地面からの距離があるため、冷気の影響を受けにくいのも利点です。ただし、最上階の場合は屋根からの熱の出入りが大きくなるため、断熱性能によっては夏は暑く、冬は寒く感じることもあります。


断熱性能が低い

建物の断熱性能は、室内の快適さに直結する重要な要素です。断熱性能とは、外の冷気や熱気を室内に入れづらく、室内の温度を維持しやすくする性能のことを指します。

築年数が古いマンションやアパートの場合、断熱性能が低いことが多くあります。特に1980年代以前に建てられた物件は、現在の省エネ基準が適用される前のものが多く、断熱材が不十分だったり、まったく入っていなかったりすることもあります。断熱性能が低い物件では、外気温の影響を受けやすく室温が安定しなかったり、暖房をつけても部屋が暖まりにくく光熱費が高くなったりします。また、窓や壁に結露が発生しやすくなり、床や壁が冷たく体感温度が低くなるという問題も生じます。

特に、窓は建物の中で最も熱が出入りしやすい部分です。古い物件では単板ガラスの窓が使われていることが多く、この場合、冬場は窓から大量の熱が逃げてしまいます。内見の際には、窓の仕様や壁の厚み、結露の跡がないかなどをチェックすると良いでしょう。


24時間換気システムの影響

2003年の建築基準法改正により、すべての住宅に24時間換気システムの設置が義務付けられました。このシステムは、シックハウス症候群の原因となる化学物質を排出するために設けられたものです。

24時間換気システムとは、窓を開けなくても機械的に室内の空気を入れ替える設備のことです。居住空間の空気を1時間に0.5回以上、つまり2時間で室内の空気がすべて入れ替わるように設計されています。常に換気が行われることで、湿気や臭いがこもりにくく、カビの発生を抑えられるというメリットがあります。

しかし、冬場に関しては、この24時間換気システムが寒さの原因になることがあります。換気システムが作動していると、冷たい外の空気が定期的に部屋に入ってくるため、せっかく暖房で温めた室内の温度が下がってしまうのです。特に、換気口が壁の上部や天井付近に設置されている場合、冷たい空気が直接室内に流れ込み、底冷えを感じることがあります。

ただし、健康のためには換気は必要不可欠です。換気システムを止めてしまうと、室内の空気質が悪化し、カビや結露の原因にもなります。後述する対策方法を活用しながら、適切に換気を行うことが大切です。



2. 賃貸物件が寒いときの対策とは

部屋の寒さに悩んでいる方は、今すぐ実践できる対策がいくつかあります。賃貸物件でも可能な、原状回復に影響しない方法を中心にご紹介します。


窓に断熱シートを貼る

部屋の寒さ対策として、最も効果的なのが窓の断熱です。窓は建物の中で最も熱が出入りしやすい部分であり、冬場は室内の暖かい空気の約50%が窓から逃げていくと言われています。

窓用の断熱シートは、ホームセンターや通販で手軽に購入できます。シートには気泡が入っており、この空気の層が冷気を遮断し、暖かい空気を保つ仕組みになっています。断熱シートを貼ることで、窓からの冷気の侵入を防ぎ、室内の暖気が外に逃げるのを防ぐことができます。さらに結露の発生を軽減し、暖房効率が上がることで光熱費の節約にもつながります。

断熱シートには、水で貼るタイプ、両面テープで貼るタイプ、吸盤で取り付けるタイプなどがあります。賃貸物件の場合は、剥がした際に跡が残らない水で貼るタイプがおすすめです。また、一年中使用できるタイプを選べば、夏場は外からの熱気を遮断し、冷房効率を高めることもできます。透明度の高いものを選べば、採光を妨げることもありません。


ラグやカーペットの下に断熱シートを敷く

窓だけでなく、床からの冷気対策も重要です。特に1階の部屋や、下が駐車場になっている物件では、床からの冷えが顕著です。

床に断熱シートを敷くことで、床からの冷気を遮断し、室内の暖かな空気を逃さない効果があります。特に、ラグやカーペットの下に断熱シートを敷くことで、断熱効果がさらに高まります。ホットカーペットを使用している場合は、ホットカーペットの下に断熱シートを敷くのがおすすめです。床への熱の逃げを防ぎ、電気代の節約にもつながります。

断熱シート以外にも、厚手のラグやカーペットを敷いたり、コルクマットやジョイントマットを敷いたりする方法もあります。フローリングの場合は、できるだけ床面積を覆うように敷物を配置すると効果的です。また、スリッパを履いて直接床に触れないようにするだけでも、体感温度はかなり変わります。


その他の効果的な寒さ対策

古い物件や木造物件では、窓やドアの隙間から冷たい風が入ってくることがあります。この隙間風を防ぐだけでも、体感温度は大きく変わります。窓やドアの隙間には、隙間テープ(すきまテープ)を貼るのが効果的です。隙間テープは、スポンジ状の素材でできており、隙間に貼ることで冷気の侵入を防ぎます。特に、窓の下部や掃き出し窓の隙間は、冷気が入りやすいポイントです。

カーテンも、寒さ対策に重要な役割を果たします。市販されている遮熱・断熱カーテンは、特殊なコーティングや裏地によって、熱の出入りを防ぐように作られています。通常のカーテンに比べて、断熱効果が30〜40%程度高いとされています。また、カーテンは床まで届く長さのものを選ぶことが重要です。窓より短いカーテンでは、下部から冷気が入り込んでしまいます。

暖かい空気は上に上がり、冷たい空気は下に溜まる性質があります。そのため、暖房をつけていても、足元は寒く、天井付近だけが暖かいという状況になりがちです。サーキュレーターを使って室内の空気を循環させることで、部屋全体を効率よく暖めることができます。エアコンの下に置き、天井に向けて風を送ることで、上部に溜まった暖かい空気を部屋全体に行き渡らせることができます。

また、意外かもしれませんが、室内の湿度を上げることも寒さ対策に有効です。湿度が高いと、空気中の水蒸気が体の表面を覆い、熱が逃げにくくなります。そのため、同じ気温でも湿度が高い方が暖かく感じるのです。一般的に、冬場の快適な湿度は40〜60%と言われています。加湿器を併用することで、体感温度を上げつつ、喉や肌の乾燥も防ぐことができます。



3. 寒いと感じない物件の選び方

ここまで、今住んでいる部屋での寒さ対策をご紹介してきましたが、やはり根本的な解決策は、最初から寒くない物件を選ぶことです。物件選びの段階で気をつけるべきポイントを見ていきましょう。


建物の構造で選ぶ

建物の構造は室温に大きな影響を与えます。寒さを感じにくい物件を選ぶなら、一般的に木造ではなく、気密性と断熱性の高い鉄筋コンクリート造がおすすめです。

鉄筋コンクリート造(RC造)や鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)の物件は、気密性が高く隙間風が入りにくいという特徴があります。さらに断熱性に優れているため室温が安定しやすく、防音性も高いため騒音トラブルが少ないというメリットもあります。また、耐火性や耐震性にも優れているため、安全性の面でも安心です。

ただし、RC造・SRC造の物件は家賃が高めに設定されていることが多いです。予算との兼ね合いを考える必要があるでしょう。予算的に木造物件を選ぶ場合でも、築浅の物件であれば、断熱性能が向上していることが多いです。2000年以降に建てられた物件では、省エネ基準に準拠した断熱材が使われていることが多く、古い木造物件に比べて格段に暖かくなっています。


階数と方角を重視する

同じ建物内でも、階数と方角によって日当たりや室温が大きく変わります。寒さを避けたいなら、2階以上の部屋を選ぶことをおすすめします。特に2〜3階は、日当たりが良く日中は自然に部屋が暖まり、地面からの冷気の影響を受けにくいというメリットがあります。また、最上階よりも屋根からの熱の出入りが少なく、1階よりもセキュリティ面で安心という利点もあります。

方角については、南向きの窓がある部屋が最も暖かく過ごせます。南向きの部屋は、一日を通して日光が入りやすく、特に冬場は太陽の角度が低いため、部屋の奥まで日が差し込みます。東向きは午前中の日当たりが良く朝日で自然に目覚められ、西向きは午後から夕方にかけて日が入りますが西日が強く夏は暑くなりやすい傾向があります。北向きは日当たりが悪く一年中薄暗いため、冬は特に寒くなりやすいです。

予算や他の条件との兼ね合いもありますが、可能であれば南向きまたは東向きの部屋を選ぶと良いでしょう。


角部屋は避けるべき?

角部屋は人気が高く、通風や採光の面でメリットがありますが、実は寒さという点ではデメリットもあります。角部屋は2面以上が外気に接しているため、外気の影響を受けやすいという特徴があります。中部屋に比べて外壁の面積が広い分、熱が逃げやすく、冬場は寒く感じやすいのです。

特に、北側と西側が外壁になっている角部屋は、日当たりが悪く、風当たりも強いため、寒さを感じやすくなります。逆に、南側と東側が外壁の角部屋であれば、日当たりが良く、比較的暖かく過ごせます。どうしても角部屋を選びたい場合は、鉄筋コンクリート造など断熱性の高い構造の物件を選んだり、築年数が新しく断熱性能が高い物件を選んだりすることをおすすめします。中部屋の方が暖かく過ごせる傾向があることを覚えておくと良いでしょう。


築年数と断熱性能をチェックする

築年数は、物件の断熱性能を判断する重要な目安になります。日本の住宅の省エネ基準は段階的に強化されてきており、建築年によって断熱性能に大きな差があります。一般的に、1999年以降に建てられた物件は断熱性能が高く、快適に過ごせる可能性が高いです。逆に、1980年以前の物件は断熱性能が低いことが多く、寒さを感じやすい傾向があります。

築年数だけでなく、内見時に窓の種類をチェックすることも重要です。複層ガラスや二重サッシが採用されているかどうかで、断熱性能は大きく変わります。また、壁を軽く叩いてみて音が響かないかを確認したり、窓枠やサッシに結露の跡がないかをチェックしたりすることで、断熱性能をある程度判断できます。床に手を当てて極端に冷たくないかを確認するのも良いでしょう。



4. まとめ:賢い物件選びで寒い冬を乗り越えましょう!

部屋が寒いと感じる原因は、建物の構造、階層、断熱性能、24時間換気システムなど、さまざまな要因が関係しています。木造物件や1階の部屋、断熱性能が低い古い物件では、特に寒さを感じやすくなります。

今お住まいの部屋で寒さに悩んでいる方は、窓や床への断熱シート、隙間風対策、カーテンの工夫、サーキュレーターの活用、加湿など、すぐに実践できる対策を試してみてください。これらの対策を組み合わせることで、暖房効率が上がり、光熱費の節約にもつながります。

しかし、最も効果的な寒さ対策は、やはり最初から寒くない物件を選ぶことです。物件選びでは、鉄筋コンクリート造、2階以上、南向き、中部屋、築年数が新しい物件を優先的に検討すると良いでしょう。内見時には、窓の種類や壁の厚み、結露の跡などをしっかりチェックすることも忘れずに。


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執筆監修

趙暉士(ちょうきし)|宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士、管理業務主任者、2級ファイナンシャル・プランニング技能士

賃貸リーシングとコンサルタントを経験し、後に売買仲介業務に従事。

(株)大京穴吹不動産、都心営業部、渋谷店、流通営業1課


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