
追い炊き機能って本当に必要?なくても平気?
お部屋探しをしていると、「追い炊き機能付き」という物件をよく目にしますよね。なんとなく便利そうだけど、本当に必要なのか迷っている方も多いのではないでしょうか。
特に一人暮らしの場合、「追い炊き機能なんて使わないかも…」と思いながらも、いざないと不便なのでは?と不安になることもあります。また、追い炊き機能付きの物件は家賃が少し高めに設定されていることが多いため、コストパフォーマンスも気になるところです。
この記事では、追い炊き機能の仕組みから、メリット・デメリット、一人暮らしで本当に必要かどうかまで、詳しく解説していきます。
目次
● 追い炊き機能とは?
● オートバスとは何が違う?
● 一人暮らしで追い炊き機能は必要?
● 追い炊き機能のメリットは?
● 追い炊き機能のデメリットは?
● まとめ
1. 追い炊き機能とは?
追い炊き機能とは、お風呂のお湯が冷めてしまったときに、新しくお湯を入れ直すのではなく、既存のお湯を温め直すことができる機能です。
例えば、家族の誰かがお風呂に入った後、時間が経ってお湯が冷めてしまった場合でも、ボタン一つで温かいお風呂に入ることができます。また、長風呂が好きな方にとっても、入浴中にお湯がぬるくなってきたら追い炊きボタンを押すだけで、快適な温度を保つことができるのです。
追い炊き機能の仕組み
追い炊き機能には、大きく分けて「自然循環方式」と「強制循環方式」の2種類があります。それぞれの仕組みを理解することで、自分の物件がどちらのタイプなのか、またどのように使えば効率的なのかが分かります。
自然循環方式
自然循環方式は、浴槽の壁面に2つの穴(上下)が開いているタイプです。下の穴から冷めたお湯を吸い込み、給湯器で温め直した後、上の穴から温かいお湯を出すという仕組みになっています。
この方式の特徴は、お湯の温度差による自然な対流を利用しているため、比較的静かで電気代も抑えられる点です。ただし、温まるまでに少し時間がかかることがあります。
強制循環方式
強制循環方式は、浴槽内に穴が1つしかなく、ポンプを使ってお湯を強制的に循環させて温める方式です。現在の賃貸物件では、こちらのタイプが主流となっています。
ポンプで強制的に循環させるため、自然循環方式よりも早く温まるのが特徴です。また、穴が1つしかないため、浴槽の掃除もしやすいというメリットがあります。

2. オートバスとは何が違う?
追い炊き機能と似た機能として「オートバス」がありますが、これらは別物です。混同しやすいので、違いをしっかり理解しておきましょう。
オートバスの特徴
オートバスは、追い炊き機能をさらに進化させた自動化システムです。最大の特徴は、自動でお湯の温度を感知し、設定温度より下がると自動的に追い炊きをしてくれる点です。
つまり、追い炊き機能は「自分でボタンを押して温め直す」のに対し、オートバスは「自動で温度を保ってくれる」という違いがあります。さらに、オートバスには自動お湯はり機能も付いているため、ボタン一つで設定した水位まで自動でお湯を張ってくれます。
オートバスならではの便利機能
オートバスで特に便利なのが、外部との通話機能です。浴室内のリモコンとキッチンや居室にあるリモコンで通話ができるため、入浴中に何かあった際にすぐに連絡を取ることができます。
この機能は、高齢者や妊婦など体調が変化しやすい家族を抱えている家庭では特に重宝します。万が一、お風呂で気分が悪くなった場合でも、ボタン一つで家族に知らせることができるのです。
ただし、オートバスは高機能な分、追い炊き機能のみの物件と比べて家賃が高めに設定されていることが多いです。一人暮らしの場合は、こうした高機能が本当に必要かどうか、しっかり検討する必要があります。
3. 一人暮らしで追い炊き機能は必要?
一人暮らしで追い炊き機能が必要かどうかは、実は人によって意見が大きく分かれるポイントです。ここでは、「いる派」と「いらない派」、それぞれの意見を見ていきましょう。
追い炊き機能が「いる派」の意見
水道代の節約になる
「毎日新しいお湯を入れていたら水道代がもったいない」という声は非常に多く聞かれます。確かに、毎日浴槽にお湯を張ると、一般的な浴槽(約180〜200L)の場合、水道代だけで月に数千円の違いが出てきます。
追い炊き機能があれば、前日のお湯を温め直して使えるため、水道代の節約につながります。毎日しっかりお風呂に浸かりたい方にとっては、追い炊き機能は必須と言えるでしょう。
長風呂派には必須
「長時間入っているとお湯がぬるくなってしまうから」という理由で追い炊き機能を重視する方も多いです。読書や音楽を聴きながら、1時間以上お風呂に入るのが日課という方にとって、追い炊き機能がないと快適な入浴時間を維持できません。
また、半身浴を習慣にしている方も、追い炊き機能があると温度調整がしやすく便利です。冬場は特に、お湯が冷めやすいので、追い炊き機能の有無が大きな違いとなります。
追い炊き機能が「いらない派」の意見
シャワーで十分
「そもそもシャワーを浴びられれば十分」という方も一定数います。特に若い世代や、忙しくて帰宅が遅い方の場合、浴槽にお湯を張る時間すら惜しいというケースも多いでしょう。
この場合、追い炊き機能の有無よりも、シャワーの水圧や浴室の広さを重視した方が、実際の生活満足度は高くなるかもしれません。
銭湯・温泉派
「銭湯や温泉に行きたいから、家の浴槽を使わないことが多い」という方も増えています。特に都市部では、近所にスーパー銭湯やスパ施設が充実していることも多く、週末は外でゆっくり入浴を楽しむというライフスタイルの方には、追い炊き機能は必要ないかもしれません。
このように、追い炊き機能の必要性は、あなたの入浴スタイルやライフスタイルによって大きく変わります。物件選びの際は、自分が普段どのようにお風呂を使っているか、しっかり振り返ってみることが大切です。
4. 追い炊き機能のメリットは?
ここでは、追い炊き機能の具体的なメリットについて詳しく見ていきましょう。
いつでも温かいお風呂に入れる
追い炊き機能の最大のメリットは、何と言っても「いつでも好きな時間に温かいお風呂に入れる」という点です。
例えば、夕方にお風呂を準備したけれど急な用事で入れなくなった、あるいは家族の入浴時間がバラバラで何時間も空いてしまったという場合でも、追い炊き機能があれば問題ありません。ボタン一つで快適な温度のお風呂に入ることができます。
特に冬場は、お湯が冷めるスピードが速いため、追い炊き機能の便利さを実感する機会が多くなります。仕事で帰宅が遅くなった日でも、温かいお風呂でしっかり温まることができるのは、大きな安心感につながります。
水道代の節約になる
先ほども触れましたが、追い炊き機能を使えば、毎日新しくお湯を張る必要がなくなるため、水道代の大幅な節約が可能です。
一般的な浴槽の容量は180〜200Lですので、毎日お湯を張り替えると、月間で約5,400〜6,000Lもの水を使うことになります。水道料金は地域によって異なりますが、東京都の場合、この水量だけで月に1,500円〜2,000円程度かかります。
追い炊き機能を使って2日に1回お湯を張り替えるようにすれば、水道代を半分近く節約できる計算になります。ガス代は多少上がりますが、トータルでは経済的なメリットが大きいと言えるでしょう。
便利な付属機能がついていることが多い
追い炊き機能付きの物件には、その他にも便利な機能が標準装備されていることが多いです。
例えば、設定した水位に達すると自動的にお湯はりを停止する「自動停止機能」、入浴したい時間を予約しておくと自動でお湯を張ってくれる「予約機能」、そして前述した「呼び出し機能」などがあります。
これらの機能があると、日々の生活がより快適になります。特に仕事で忙しい方にとって、帰宅時間に合わせて自動でお風呂が準備されているのは、大きな時短になるでしょう。

5. 追い炊き機能のデメリットは?
メリットばかりに目が行きがちですが、追い炊き機能にはいくつかのデメリットもあります。物件選びの際は、これらのデメリットも理解した上で判断することが大切です。
新しいお湯と比べて衛生面が心配
追い炊き機能を使って同じお湯を何度も温め直すということは、前日の皮脂や汚れが残ったお湯に入るということです。衛生面を気にする方にとっては、この点がデメリットに感じられるかもしれません。
特に、追い炊き配管内部には雑菌が繁殖しやすく、定期的な掃除を怠ると「レジオネラ菌」などの健康被害を引き起こす可能性もあると言われています。
※参考:「循環式浴槽におけるレジオネラ症防止対策」(厚生労働省) //www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/kenkou/legionella/index.html
こうしたリスクを避けるためには、市販の風呂釜洗浄剤を使って月に1〜2回は配管を掃除することが推奨されています。また、毎日お湯を張り替えるのが理想的ではありますが、それでは追い炊き機能のメリットが薄れてしまうため、バランスを考えた使い方が必要です。
家賃が高めに設定されている
追い炊き機能付きの物件は、機能なしの物件と比べて家賃が月額3,000円〜5,000円程度高く設定されていることが一般的です。築年数や立地によっても差がありますが、年間で考えると36,000円〜60,000円の違いになります。
もし追い炊き機能をほとんど使わないのであれば、この追加費用は無駄になってしまいます。一人暮らしで毎日シャワーしか使わない方や、週に数回しか入浴しない方の場合、追い炊き機能のない物件を選んで家賃を抑える方が賢明かもしれません。
追い焚きを使い続けると臭いや汚れが出る
追い炊き機能を使い続けていると、配管内に皮脂汚れやヌメリが蓄積し、臭いの原因になることがあります。特に夏場は、雑菌が繁殖しやすいため、独特の「お風呂臭さ」が気になることも。
また、お湯が白っぽく濁ったり、浮遊物が見えたりすることもあります。これらは配管内の汚れが剥がれて出てきたものですので、見た目にも衛生的とは言えません。
こうした問題を防ぐためには、定期的な配管洗浄が必須です。また、入浴前に体を洗ってから浴槽に入る、髪の毛や汚れをこまめに取り除くといった日々の配慮も大切になります。
まとめ
追い炊き機能は、お風呂のお湯を温め直すことができる便利な機能で、「いつでも温かいお風呂に入れる」「水道代の節約になる」「便利な付属機能がついている」といったメリットがあります。
一方で、「衛生面の不安」「家賃が高め」「定期的な掃除が必要」といったデメリットも存在します。
一人暮らしで追い炊き機能が必要かどうかは、あなたの入浴スタイル次第です。毎日しっかり湯船に浸かりたい方、長風呂が好きな方には必須の機能と言えますが、シャワーだけで十分な方や銭湯を利用する方にとっては不要かもしれません。
大切なのは、自分のライフスタイルをしっかり見つめ直し、本当に必要な設備を見極めることです。追い炊き機能の有無だけでなく、立地、間取り、家賃とのバランスを総合的に考えて、最適な物件を選びましょう。
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執筆監修

趙暉士(ちょうきし)|宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士、管理業務主任者、2級ファイナンシャル・プランニング技能士
賃貸リーシングとコンサルタントを経験し、後に売買仲介業務に従事。
(株)大京穴吹不動産、都心営業部、渋谷店、流通営業1課
