
散らかった部屋が生まれ変わった。ルームコーディネーターに頼んでみた結果。リアルな相場や参考例などご紹介!
新しい部屋に引っ越したはずなのに、気づけば荷物が積み上がったまま何ヶ月も経っている。理想の部屋のイメージはあるのに、何から手をつけていいか分からず、結局そのままになっている。そんな経験がある方は、意外と多いのではないでしょうか。特にフリーレント物件などをうまく活用して初期費用を抑えて引っ越しをした方の場合、浮いた分の予算をインテリアに回したいと考える方も多いはずです。
そこで今回注目したいのが、「ルームコーディネーター」への依頼、いわゆるインテリア代行サービスです。この記事では、実際にルームコーディネーターに部屋づくりをお願いしてみた体験をもとに、サービスの中身や気になる費用の相場感、そして依頼してみて実際に感じたことまで、じっくりとご紹介していきます。
1. ルームコーディネーターとは?

ルームコーディネーターとは、部屋のレイアウトや収納方法、インテリアの選び方などについて、プロの視点からアドバイスやサポートをしてくれる専門家のことです。「インテリアコーディネーター」と呼ばれることもありますが、どちらかというと今ある部屋を、今の家具や条件のなかでより快適に整えていく、いわば「インテリア代行」に近い感覚のサービスだとイメージするとわかりやすいかもしれません。
主に頼めること
実際に頼める内容はかなり幅広く、部屋全体の家具配置や生活動線を見直してもらうレイアウト提案はもちろん、なぜ部屋が散らかってしまうのか原因から一緒に考えて収納方法を提案してもらうことも可能です。また、部屋の雰囲気に合う家具や雑貨選びに付き合ってもらったり、壁紙やカーテン、家具の色合わせといったカラーコーディネートまで相談できたりと、そのカバー範囲はとても広いのが特徴です。サービスの形態もオンラインでの相談だけで完結するものから、実際に自宅を訪問してもらって本格的にコーディネートしてもらうものまで幅があるので、自分の悩みの深さや予算に合わせて選びやすくなっています。部屋全体を丸ごとお願いすることもできれば、「収納だけ見てほしい」「家具選びだけ手伝ってほしい」というように、部分的に頼めるのも嬉しいポイントです。
似たサービスとの違い
似たような名前のサービスがいくつもあるので、混同してしまう方も多いかもしれません。整理収納アドバイザーは片付けや収納の改善そのものに特化したサービスで、インテリアコーディネーターはどちらかというと新築やリノベーションのタイミングで内装全体を提案してもらうことが多いサービスです。それに対してルームコーディネーターは、今住んでいる部屋を、今ある条件のなかでどう良くしていくかという部分に強みがあります。つまり「引っ越し後、今の部屋をどうにかしたい」というニーズには、ルームコーディネーターが一番寄り添ってくれるサービスだといえそうです。
サービスを選ぶ際には、どこまでの範囲を頼みたいのかをあらかじめ考えておくと、依頼先を絞り込みやすくなります。たとえば収納の悩みが中心であれば整理収納アドバイザーの資格を持つ人が在籍しているサービスを選ぶと安心ですし、家具選びまで含めてトータルで相談したいのであれば、買い物同行に対応しているルームコーディネーターを探すのがよさそうです。多くのサービスでは事前にオンラインで簡単なヒアリングを行ってくれるので、いきなり訪問を依頼するのが不安な方は、まずはオンライン相談から試してみるのも一つの方法です。
2. 実際に頼んでみた理由ときっかけ

散らかっていた部屋の状況
引っ越してからしばらく経つのに、床には段ボールや衣類が積み上がったまま。収納スペースはちゃんとあるはずなのに、うまく使いこなせずにいつの間にか物があふれてしまう。そんな状態が数ヶ月も続いていました。仕事が忙しい時期になるとさらに手が回らなくなり、「今度の休みにまとめてやろう」と思っても、結局その日が来ても片付けきれず後回しにしてしまう。そんな悪循環に陥っていたのです。
自分で片付けようとして挫折した経験
もちろん、最初から人に頼るつもりだったわけではありません。自分なりに何とかしようと収納グッズを買い足してみたり、SNSで話題になっている片付け術を真似してみたりもしました。ただ、せっかく買った収納ケースが部屋のサイズにぴったり合わなかったり、頑張って片付けたつもりでも数日経つとまた元通りになってしまったりと、なかなか思うようにいきません。そうした失敗を重ねるうちに、「自分にはインテリアのセンスがないのかもしれない」と、次第に自信を失っていきました。
プロに頼もうと思ったきっかけ
そんなとき、知人から「ルームコーディネーターに頼んだら部屋がすごく変わった」という話を聞いたのが大きなきっかけでした。気になって調べてみると、オンライン相談から気軽に始められるサービスもあることが分かり、「自分では思いつかない収納アイデアや家具の配置を、プロならきっと提案してくれるはず」と思うようになり、思い切って依頼してみることにしたのです。
3. 気になる費用は?リアルな相場と実際にかかった金額

ルームコーディネーターの費用相場
依頼する内容によって金額の幅はかなり大きく変わります。
オンラインでの相談だけであれば1回あたり5,000円から15,000円程度、
実際に自宅まで訪問してもらってアドバイスをもらう場合は15,000円から30,000円程度が目安になります。
さらに家具を選ぶ買い物に同行してもらう場合は20,000円から50,000円程度、家具の選定から配置まで一括でお願いするフルコーディネートになると、50,000円から数十万円程度まで幅が出てきます。料金の決め方も「時間制」「1回の相談ごと」「部屋の広さに応じた定額制」など会社によってさまざまなので、依頼する前には料金体系や、家具や雑貨の購入費が別途かかるのかどうかまで、しっかり確認しておくと安心です。
費用を左右する大きな要因は、部屋の広さと依頼する範囲の二つです。ワンルームであれば比較的安く済みますが、リビングと寝室を含む2LDK以上になると、その分アドバイスの範囲も広がるため費用は上がっていきます。また、家具や雑貨を新しく購入する場合は、コーディネーター側の紹介料や手数料が上乗せされることもあるため、見積もりの段階で内訳をきちんと確認しておくことをおすすめします。安さだけで選んでしまうと、後から思わぬ追加費用が発生することもあるので注意が必要です。
実際に依頼した内容と金額
今回筆者が実際に依頼したのは、訪問での現地アドバイスと収納プランの提案、それから家具の買い物同行という内容でした。内訳としては、訪問相談料が20,000円、収納プランの提案料が10,000円、半日の買い物同行が15,000円、そして提案をもとに実際に購入した収納家具や雑貨代がおよそ25,000円で、合計するとおよそ70,000円ほどになりました。
想定より高かった?安かった?正直な感想
依頼する前は「数万円くらいで済むだろう」と軽く考えていたのですが、実際には家具の購入費も含めるとイメージより少し高めの出費になったというのが正直なところです。とはいえ、自分であれこれ試行錯誤しては収納グッズを買い直していた過去の失敗を振り返ると、無駄な出費や時間のことを考えれば、結果的にはむしろコストパフォーマンスが良かったのではないかと感じています。
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4. ビフォーアフターと頼んでみた感想
Before

引っ越してすぐの部屋は、こんな感じでした。白を基調としたアイランドキッチンに、木目調のアクセントパネルが映える対面式のレイアウト。天井にはダウンライトがいくつも並び、床は明るいナチュラルカラーの木目フローリングで、部屋全体がとても開放的な印象です。間取りも生活動線も申し分ありません。ただ、家具も雑貨もまだほとんど何も置いていない状態で、生活感がまったくない、いわば「ただの箱」のような状態でした。せっかくのキッチンも収納棚も、このままでは持て余してしまいそうで、「ここからどう自分らしい部屋に仕上げていくか」という悩みが、今回ルームコーディネーターに相談する大きなきっかけになりました。
After

以前は「ただの箱」のようだった空間が、照明・家具・ファブリックの組み合わせひとつで、ここまで表情豊かな部屋になるとは正直思っていませんでした。特に、素材感の異なる家具や照明をバランスよく組み合わせる感覚は、まさにプロならではの提案で、自分一人ではまず思いつかなかったポイントです。ダイニングとリビングという2つのエリアに、それぞれ違う照明とラグでメリハリをつけてもらったことで、部屋全体にちゃんとした「顔」ができたように感じています。
こんな人におすすめ
自分では部屋をうまく片付けられないと感じている人や、インテリアのセンスにあまり自信がない人、引っ越したばかりで忙しくて部屋づくりまで手が回らない人、そして収納スペースをもっと有効に使いたい人には、ルームコーディネーターへの依頼、つまりインテリア代行サービスの活用がおすすめです。費用はそれなりにかかりますが、自分で試行錯誤する時間や労力、失敗による無駄な出費のことを考えると、一度プロに頼んでみる価値は十分にあると感じました。逆に、もともとインテリアに強いこだわりがあり、自分なりの世界観をじっくり作り上げたいという方にとっては、細部まで自分で決めていく過程そのものが楽しみになるはずなので、必ずしも全員に向いているサービスというわけではありません。自分がどちらのタイプかを見極めたうえで、依頼するかどうかを考えてみるとよいでしょう。
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まとめ
今回は、ルームコーディネーターに実際に部屋づくりを依頼してみた体験をもとに、サービスの内容やリアルな費用相場、そしてビフォーアフターの変化までご紹介してきました。「自分では片付けられない」「センスに自信がない」という方でも、プロの手を借りることで、想像していた以上に快適な部屋に生まれ変わる可能性は十分にあります。

執筆監修

趙暉士(ちょうきし)|宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士、管理業務主任者、2級ファイナンシャル・プランニング技能士
賃貸リーシングとコンサルタントを経験し、後に売買仲介業務に従事。
(株)大京穴吹不動産、都心営業部、渋谷店、流通営業1課



