
家具は"借りる"時代!軽やかに暮らす。家具レンタルが広げる新しい選択肢
「引越しのたびに家具を買い直して、処分して…正直もうウンザリ」
そんな経験、一度はありませんか?
新生活を始めるたびに数十万円の出費、引越し業者との格闘、粗大ゴミの手配——家具を"買う"ことが当たり前だった時代には、こうした面倒がセットでついてきました。でも今、その常識が変わりつつあります。
家具は「買うもの」ではなく「借りるもの」。そんな新しい価値観が、特に都市部の賃貸住まいを中心に静かに広がっています。
この記事では、家具レンタルの仕組みから、向いている人・向いていない人、おすすめサービスの紹介まで、わかりやすくまとめました。ぜひ最後まで読んでみてください。
1. 今の時代、家具は"借りる"もの!?

背景にある「暮らし方の変化」
かつての日本では、「家具は一生ものを買いなさい」という考え方が主流でした。ダイニングテーブルも、ソファも、タンスも、長く使い続けることが美徳とされていた時代です。
でも今はどうでしょう?転勤で数年ごとに引越しする人、卒業や就職を機に住む街が変わる人、ライフスタイルの変化に合わせてこまめに模様替えをしたい人——そういった「暮らし方が変わりやすい人」がどんどん増えています。国土交通省の調査によれば、民間賃貸住宅に住む世帯の平均居住期間はおよそ4〜5年とされています。つまり多くの人が、数年に一度は引越しをしている計算になります。
こうした背景の中で「家具を所有すること」の不便さが浮き彫りになり、「必要なときだけ借りる」という選択肢が現実的なものとして注目を集めるようになりました。
音楽も、映画も、服も「所有せずに使う」ことが当たり前になった現代において、家具もその流れに乗るのは自然なことといえます。さらに「モノを持ちすぎない」「廃棄を減らす」といったサステナビリティへの関心が高まる中、使いたい期間だけ使って返却できる家具レンタルは、エコな暮らし方としても注目されています。
購入・レンタル・サブスクの違いは?
「家具レンタル」「家具リース」「家具サブスク」——似たような言葉がいくつかありますが、それぞれ何が違うのでしょうか。
まず購入は初期費用が高い分、所有権が自分にあり期間の制限もありません。一方、レンタルは初期費用を抑えられる代わりに所有権はなく、使い終わったら返却します。サブスク型レンタルはその中間的な存在で、月額を払い続ける形ですが、サービスによっては気に入った家具をそのまま買い取ることもできます。
大まかなイメージとしては、数ヶ月〜1年程度の短期利用ならレンタル、1年以上の長期だが所有はしたくないならサブスク型が向いています。また多くのサービスでは「新品」と「中古品(クリーニング済み)」を選べるため、コストを優先したい方には中古品もおすすめです。
2. 買うより賢い?家具レンタルのメリット・デメリット
メリット
初期費用の大幅な削減
新生活で家具一式を買い揃えると、ベッド・ソファ・テーブル・収納棚などを合わせて30〜60万円ほどかかることも珍しくありません。これに敷金・礼金・引越し費用が重なると、新生活のスタートだけで100万円近い出費になることも。家具レンタルなら月額数千円〜から始められるため、初期費用を一気に抑えることができます。
処分・廃棄の手間がゼロ
家具を買ってしまうと、処分するのが本当に大変ですよね。粗大ゴミは予約が必要で、収集日まで部屋を圧迫する。買取に出すにも査定が必要で、引越し業者に頼んでも大型家具は追加料金が発生することも。レンタルなら使い終わったら返却するだけ。次の引越しに向けてスッキリとした状態で部屋を明け渡せます。
ライフスタイルの変化への柔軟な対応
転勤・同棲・結婚・出産・介護など、人生には生活環境が変わるタイミングが何度もあります。そのたびに家具を買い替えていたら費用も時間もかかりますが、レンタルなら必要なタイミングで必要なものだけを借り、不要になれば返すというシンプルな運用ができます。さらに、自分で買うには少し手が届きにくいブランド家具や、デザイン性の高いアイテムもレンタルなら比較的リーズナブルに使えます。購入前のお試しとして活用できるのも、レンタルならではのメリットです。
デメリット
長期間使うとトータルコストが高くなる
月額料金の累計が購入価格を上回るケースもあるため、同じ場所に5年・10年と住み続けることがわかっている場合は、購入のほうがお得になることもあります。
選べる家具のデザインやサイズがサービス側のラインナップに限られる
細かいデザインや色にこだわりたい方には、選択肢が物足りなく感じることもあります。そして「借り物」である以上、傷や汚れをつけてしまった場合に修繕費が発生する可能性もあります。ペットや小さな子どもがいる家庭では、利用規約を事前によく確認しておくことが大切です。
「今の暮らしがこれからも続くかどうかわからない」という方には、家具レンタルは非常に合理的な選択肢といえます。メリット・デメリットをしっかり把握した上で、自分のライフスタイルに合った使い方を見つけることが大切です。
3. こんな人におすすめ!家具レンタルが向いているライフスタイル

転勤・単身赴任が多いビジネスパーソン
数年ごとに住む街が変わる方にとって、家具の買い替えと処分のサイクルは時間的にも金銭的にも大きな負担です。赴任先でレンタルして使い、異動時には返却するだけというこの仕組みは、転勤族の生活にぴったりフィットします。「また引越しか…家具どうしよう」というストレスが劇的に減りますし、企業によっては単身赴任中の家具・家電費用を福利厚生として補助するケースも増えているため、そうした制度と組み合わせるとさらにお得です。
はじめての一人暮らしをスタートする学生・新社会人
初めての一人暮らしでは何が必要かすらわからないことも多いもの。「とりあえず全部揃えた結果、いらないものが多かった」というのはよくある失敗談です。家具レンタルで最低限のものから始めて、本当に必要なものがわかってから買い揃えるという順番が、失敗のない部屋づくりへの近道です。学生の方なら卒業・就職で引越す可能性も高いため、その段階でそのまま返却できるのも大きなメリットです。
同棲・結婚を控えているカップル
「もうすぐ一緒に住む予定があるけど、今の自分の家具はどうしよう」という状況の方に、新生活に向けたつなぎ期間の家具として活用する使い方が人気です。二人でゆっくり家具を選ぶ楽しみも残せますし、引越し後に「二人の家具」を一から揃えるプロセスは新生活の楽しみのひとつにもなりますよね。
モノを増やしたくないミニマリスト
必要なときだけ手元に置き、不要になれば返す。持ちすぎない暮らしを無理なく実現できますし、部屋がスッキリすることで精神的な余裕も生まれやすくなります。
民泊・マンスリーマンション・モデルルームなどを運営するオーナー
物件のコンセプトに合わせて家具を選び、運営終了後はそのまま返却できるため、在庫を抱えるリスクがありません。療養・介護など一時的な生活変化がある方にとっても、「いつ終わるかわからない期間」に柔軟に対応できるレンタルは非常に現実的な選択肢です。
これらのケースに共通しているのは、「今の暮らしが将来も同じように続くとは限らない」という状況にいる人たちだということです。生活が変わる可能性があるなら、家具も変えやすい状態にしておく——それが家具レンタルという選択肢の本質的な価値といえるでしょう。
引越し先、RENT-Xで探すと初期費用が変わります
4. どこで借りる?主要な家具レンタルサービス4選
CLAS(クラス)

CLASは約400ブランド・約2,000点ものアイテムをスマートフォンやパソコンから手軽にレンタルできる家具・家電のサブスクサービスです。最低利用期間の縛りがなく1ヶ月から利用できる点が最大の特徴で、月額440円〜というリーズナブルな価格帯も人気の理由のひとつです。長く使うほど月額が下がる割引制度もあり、気に入った家具はそのまま購入することもできます。傷・汚れへの補償制度も用意されているので、小さな子どもがいる家庭でも安心して使えます。ただし返却時の手数料や再配送料が高めという声もあるため、配送日時には余裕を持って対応できるようにしておくのがおすすめです。1ヶ月単位で柔軟に使いたい方や、デザイン性にこだわりたい方に特に向いているサービスです。
かして!どっとこむ

とにかく費用を抑えたいという方には、かして!どっとこむが強い味方になってくれます。月々550円〜という業界最安水準の料金設定で、翌日配送にも対応(一部地域)しているため、急ぎで家具を揃えたい引越し直後にも頼りになります。修理・交換の設置費用が無料で、単品から家具・家電セットまで幅広く対応しているのも魅力です。中古品はすべて新品レンタル終了後に清掃・メンテナンスを行ったもので、リサイクルショップからの仕入れ品は一切なし。コストを抑えながらも品質管理にしっかりこだわっているので、安心して利用できます。学生・新社会人・単身赴任の方に特におすすめのサービスです。
subsclife(サブスクライフ)

インテリアにこだわりたい方には、subsclifeがぴったりです。プロのコーディネーターが選んだブランド家具を月額定額料金でレンタルできるサービスで、「journal standard Furniture」などの人気ブランドのチェアが月額940円〜から借りられます。気に入った家具はそのまま購入することもでき、追加料金なしで定価との差額を支払うだけ。実質的に分割払いのような使い方ができるので、「高くて買えないけど使ってみたい」という家具にも気軽に手が届きます。料金は商品の定価を超えないようになっているため、レンタルし続けて損をする心配もありません。レンタル期間は3ヶ月・6ヶ月・12ヶ月・24ヶ月から選べます。テーブルやチェアなど部屋の中でもとくにこだわりたい部分だけsubsclifeで借りるという使い方も賢い選択です。
Rentio(レンティオ)

→公式ページはこちら
Rentioは取り扱い商品数約7,000点(2025年11月時点)を誇る大手人気サービスです。生活家電を中心に、ベビー用品やベッドなど幅広いアイテムを往復送料無料でレンタルでき、最短即日発送にも対応しています。「引越し直後にすぐ家具も家電も揃えたい」という方にとって、ひとつのサービスでまとめて対応できるのはとても便利です。1日単位と1ヶ月単位の2プランから選べるため、短期のスポット利用から長期の新生活利用まで幅広く対応できます。レンタル後そのまま購入できる点もCLASと同様で、気に入ったアイテムを手元に残す選択肢もあります。
これら4つのサービスを一言でまとめると、「まず安く揃えたいならかして!どっとこむ」「デザインや柔軟さを重視するならCLAS」「ブランド家具を試したいならsubsclife」「家具も家電もまとめて借りたいならRentio」というイメージです。自分の優先順位を整理してから選ぶと、後悔のないサービス選びができますよ。
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5. まとめ:身軽な新生活は、部屋選びから始まる
家具レンタルは、「今の暮らしに最適化された選択肢」です。転勤・一人暮らし・同棲・ミニマリスト志向・短期滞在——そういった「変化のある暮らし」を送る人にとって、家具を所有しないことはむしろ合理的です。初期費用を抑えて、処分の手間もなく、ライフスタイルの変化にも柔軟に対応できる。そんな暮らし方が、確かな選択肢として根付きつつあります。
ただし、家具レンタルをいくら上手に活用しても、お部屋の初期費用が高ければ新生活のスタートコストは大きく変わりません。だからこそ、部屋探しの段階から「初期費用を下げること」を意識することが大切です。
執筆監修

趙暉士(ちょうきし)|宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士、管理業務主任者、2級ファイナンシャル・プランニング技能士
賃貸リーシングとコンサルタントを経験し、後に売買仲介業務に従事。
(株)大京穴吹不動産、都心営業部、渋谷店、流通営業1課




