
露天風呂付き賃貸に住んで気づいた「豊かな暮らし」選び方・注意点とは?
「家に帰ったら、露天風呂に入る。」——そんな生活、ちょっと憧れませんか?
温泉旅館やホテルに泊まって「この開放感、毎日あったらいいのに」と思ったことがある人は、きっと少なくないはずです。実は近年、そんな夢を日常にしてくれる「露天風呂付き賃貸物件」が少しずつ注目を集めています。
ひと昔前であれば「そんな物件、あるわけない」と笑われそうな話でしたが、今は都内のタワーマンションや郊外の一戸建て賃貸にも、本格的な浴場設備を持つ物件が登場しています。毎日の入浴が単なる「日課」から「楽しみ」に変わるだけで、生活の満足度はぐんと上がります。このページでは、露天風呂付き賃貸物件の種類や選び方、実際のメリット・デメリット、都内のおすすめ物件、そして気になる家賃相場まで、まるごと解説していきます。
目次
- 1.露天風呂付き賃貸物件とは?
- 2.メリット・デメリットは?
- 3.露天風呂・温泉スパ付きのおすすめ物件3選(都内)
- 4.露天風呂付き賃貸の家賃相場
- まとめ:豊かな暮らしをお得に始めるなら
1. 露天風呂付き賃貸物件とは?

露天風呂の主な種類
露天風呂付き賃貸物件といっても、その形はさまざまです。大きく分けると「完全屋外タイプ」「半露天風呂タイプ」「テラス風呂タイプ」の3種類が主流で、それぞれ雰囲気も使い勝手もかなり異なります。
完全屋外タイプは、屋根も囲いもなく外気に完全に開放されたスタイルです。庭や屋上に浴槽を設置するケースが多く、3タイプのなかで最も開放感があります。星空や緑を眺めながら入浴できる贅沢は、このタイプならではの魅力で、一戸建て賃貸や広い専用庭を持つ物件に多く見られます。
半露天風呂タイプは、屋根や壁の一部がある分、雨天や直射日光を避けながらも外気を感じられるのが特徴です。マンションのバルコニーに設置されるケースが多く、「雨の日も使いたい」「ある程度プライバシーが欲しい」という方に向いています。都市部の物件でも比較的採用されているため、都内で物件を探す際にはこのタイプが中心になってくるでしょう。
そしてテラス風呂タイプは、テラスとリビングを一体的にデザインした、開放感とインテリア性を両立させたスタイルです。高級賃貸やリゾート系の物件に多く、居住空間そのものをホテルライクに演出します。デザインにこだわりを持つ方や、暮らしの世界観を大切にしている方から特に人気があります。
設置場所による違い
マンションやアパートの場合は、バルコニーや専用テラスに浴槽を設置するのが一般的です。周囲からの視線を遮るために目隠しフェンスや格子が設けられており、都市部の物件でもプライバシーに配慮した設計になっているケースが増えています。一方、一戸建ての場合は庭や屋上に設置するパターンが多く、開放感と広がりが魅力です。岩風呂や檜風呂など、素材にこだわった本格的な浴槽を備えた物件も存在し、郊外エリアや温泉地の近くに多く見られます。
「また住み続けたい」と思わせる物件の共通点
数ある露天風呂付き物件のなかで、実際に入居者の満足度が高い物件には共通した特徴があります。まず大切なのは、プライバシーへの配慮が行き届いていることです。どれだけ良い露天風呂でも、隣の建物や道路から丸見えでは落ち着いて入浴できません。フェンスの高さや向き、周辺の建物との位置関係まで考えて設計された物件は、それだけ「居住者の快適さ」を真剣に考えている証拠です。内見の際には昼と夜、2回の時間帯で視線の通り方を確認しておくことをおすすめします。
それに加えて、追い炊き機能や排水設備がしっかりしているかどうかも重要です。屋外の浴槽は室内と比べて湯が冷めやすく、追い炊き機能がなければ快適な入浴時間が短くなってしまいます。また排水経路が適切に設計されていないと、水はけが悪くなりカビや汚れの原因にもなるため、契約前に必ず確認しておきましょう。
さらに、共用設備や管理体制の充実度も見逃せないポイントです。大規模なタワーマンションであれば共用の温泉浴場やスパを24時間管理・清掃してくれる体制があり、個人のメンテナンス負担がほぼゼロになります。「豊かな暮らし」を長く続けるためには、こうした管理のしっかりした物件を選ぶことが、結果的に一番の近道になります。
関連記事:これいくら取られるの!?賃貸の壁を汚してしまった…自分で解決する方法とは?
2. メリット・デメリットは?

メリット
心身のリラックス効果
露天風呂付き物件の最大の魅力は、なんといっても自宅にいながら味わえる「温泉旅行感」です。外気に触れながら入浴すると体の芯からじっくりと温まり、疲労回復や睡眠の質の改善、ストレスの軽減といった効果が期待できます。仕事帰りに疲れて帰ってきたとき、バルコニーで空を眺めながら湯船に浸かるひとときは、どんな高級スパに行くよりも手軽で、深いリフレッシュをもたらしてくれます。毎日のルーティンが「楽しみ」に変わるだけで、日々の生活の見え方は大きく変わるものです。温泉地や旅館へわざわざ出かけていた時間とお金を、より充実した形で日常に活かせるのも大きな利点といえます。
日常のQOL(生活の質)が大きく向上する
露天風呂が自宅にあると、温泉地やスパ施設に足を運ぶ頻度が自然と減ります。月に何度も外出していたとすれば、その交通費や入浴料がそのまま節約になります。また、リモートワーク中心の暮らしをしている方にとって、仕事の切り替え場所としても最適です。デスクを離れてバルコニーの浴槽に浸かる10分は、カフェに気分転換しに行くよりも短く、コストもかかりません。自宅で過ごす時間が長い現代のライフスタイルと、露天風呂という設備は非常に相性がよく、「在宅疲れ」を感じやすい方ほどその恩恵を実感しやすいでしょう。
居住空間のインテリア性が上がる
テラスや庭と一体化した露天風呂は、居住空間そのものをホテルやリゾートのような雰囲気に変えてくれます。インテリアにこだわっている方にとっては、部屋の世界観を完成させる最後のピースになるかもしれません。来客時の話題にもなりやすく、「家に帰るのが楽しみになった」という声も多く聞かれます。毎日の暮らしに「非日常」の感覚を取り込みたい人には、これ以上ない設備です。希少性の高い物件であるがゆえに、転居時にも需要が安定しやすいという副次的なメリットもあります。
デメリット
家賃の高さ
同じエリア・同じ間取りの一般賃貸と比較すると、浴場設備が加わることで月々1〜5万円程度の上乗せが目安になります。都心部の高級タワーマンションほどその差は大きく、エリアと設備のグレードによっては月額50万円を超えるケースもあります。ただし、温泉施設や高級スパへの外出コストが減ることを考えると、「実質的な生活コスト」としては思ったほど割高にならないケースも少なくありません。月の費用対効果を冷静に計算してみることが、後悔しない物件選びにつながります。
掃除・メンテナンスの手間が増える
屋外に浴槽があるため、落ち葉や虫が入りやすく、カビや水垢も発生しやすい環境です。素材によっては檜であれば定期的な防腐処理が、石材であれば汚れ落としに手間がかかります。室内浴室に比べてメンテナンスコストが高くなる場合もあるため、内見の際に素材や管理方法を確認しておくことをおすすめします。ただし浴槽カバーを活用すれば落ち葉や虫の混入はかなり防げますし、タワーマンションの共用浴場であれば清掃は管理側が行うため個人の負担はほぼありません。物件のタイプによってメンテナンスの手間は大きく変わるため、入居前にしっかり確認しておきましょう。
季節や天候による使いにくさ
冬場は気温が低く浴槽が凍結するリスクがあり、入浴前後の体の冷えが気になるケースもあります。夏は虫や直射日光への対策が必要になるなど、季節を通じて快適に使い続けるには工夫が求められます。内見の際に「年間を通じてどのくらい使えるか」を管理会社や前入居者に確認しておくと、入居後のギャップを防ぐことができます。「思ったより使えなかった」という失敗を避けるためにも、季節ごとの使用イメージを事前に持っておくことが大切です。
関連記事:知っておくと得する賃貸の条件とは?安く引っ越すためのコツをご紹介!
3. 露天風呂・温泉スパ付きのおすすめ物件3選(都内)
アークハウス(新宿区)

新宿区若松町に位置するアークハウスは、閑静な住宅街の一角にある全56戸のフルリノベーション物件で、都営大江戸線「若松河田駅」から徒歩5分とアクセスも良好です。外観はアンティークな佇まいを残しつつタイル貼りで現代的にリノベーションされており、ルーフテラスには床埋め込みの露天風呂が設置されており、眺望も楽しめるデザインホテルのような雰囲気が魅力の隠れ家的物件です。
リゾート西馬込(大田区)

都営浅草線「西馬込駅」から徒歩2分という駅近の好立地に建つ、2017年築のデザイナーズ賃貸マンションです。鉄筋コンクリート造・地上7階地下1階建てで、オートロックや宅配ボックスといったセキュリティ・利便設備を完備しており、マンション向かいにはコンビニと24時間営業のフィットネスジムもあります。洗練されたデザインと駅近の利便性を両立した、一人暮らしやカップルにも人気の物件です。
LUMIEC SANGENJAYA(世田谷区)

三軒茶屋駅から徒歩圏内に位置する、都内でも数少ない「専用露天風呂・サウナ付き住戸」を実現した賃貸マンションです。最上階の角部屋はメゾネットタイプで吹き抜けのリビングを持ち、専用の露天風呂とサウナが備わった、まさに別格の住環境が整っています。間取りは1LDKから2LDK+WIC+SICまで揃い、家賃は18万円台〜27万円台が中心で、ペット相談可の物件です。
関連記事:クリーニング費用の相場は?トラブルにならないためのコツとは!
4. 露天風呂付き賃貸の家賃相場
東京の賃貸市場の現状
物件探しを始める前に、東京全体の家賃動向を把握しておくことが大切です。
さらに、千代田区・中央区・港区といった都心3区は、住居・オフィス・商業のいずれの需要も非常に高く、他のエリアと比べて家賃が高い傾向が続いています。
こうした相場のうえに、温泉スパや露天風呂などの特別な設備が加わる物件となると、当然ながらさらに上乗せされた家賃設定になります。
一般賃貸と比べて「どのくらい高いか」
同じエリア・同じ間取りの一般的な賃貸物件と比較すると、温泉・スパ・大浴場などの浴場設備が加わることで、月額1〜5万円程度の上乗せが目安になります。都心部の高級タワーマンションほどその差は大きくなる傾向があります。ただしここで少し視点を変えてみると、「割高」とは一概には言い切れない面もあります。たとえば都内の銭湯は1回500円前後なので、週3回通えば月に約6,000円のコストがかかります。ジムのサウナや浴場利用を合わせれば月1〜2万円分の外出コストが自宅で代替できる計算になり、「家賃の差額」と「節約できる外出コスト」を合算すると、実質的な負担増は思ったより小さいことが多いのです。移動時間が丸ごと浮くことも含めれば、コストパフォーマンスはさらに良くなります。
エリア・タイプ別の家賃の目安としては、都心の新宿・港区エリアにある共用温泉・スパ付きのタワーマンションで月15〜50万円台、準都心や外縁23区エリアの共用大浴場付きマンションで月10〜18万円台、郊外や温泉地近郊の専用露天風呂付き一戸建てで月15〜30万円台が参考になります。
2026年以降も家賃の上昇傾向は続くと予想されており、特に都心部の高付加価値物件は競争率が高くなっています。条件の合う物件を見つけたら、早めに動くことが大切です。
関連記事:浴室乾燥の電気代は高い!? 節約のコツとは?メリットまで徹底解説!
まとめ:豊かな暮らしをお得に始めるなら
露天風呂付き賃貸物件は、毎日の入浴を「ただのルーティン」から「一日の楽しみ」に変えてくれる、特別な居住体験を提供してくれます。露天風呂には完全屋外型・半露天型・テラス風呂型の3種類があり、マンションでも一戸建てでも選択肢があること、最大のメリットは心身のリラックスとQOLの向上と空間のインテリア性アップであること、デメリットは家賃の高さやメンテナンスの手間・季節の使いにくさで事前に対策を理解しておくことが重要であること、都内では共用温泉・スパを備えた高級タワーマンションが現実的な選択肢であること、そして家賃は一般物件より月1〜5万円程度高い傾向はあるものの、外出コストの節約と合わせて考えると実質的な差は縮まること——これらを踏まえて、ご自身のライフスタイルに合う物件を探してみてください。
「豊かな暮らし」は、特別なことをするためだけにあるのではありません。毎日の帰り道、「今日も家に帰るのが楽しみだ」と思えること——それが、本当の意味での豊かさではないでしょうか。
RENT-Xはフリーレント物件や仲介手数料無料物件などお得な賃貸物件を多数ご用意しております。
さらに、お得な割引プランも!
初期費用を抑えて、理想の物件で新生活を始めたい方は、ぜひRent-Xをご利用ください。経験豊富なスタッフが、あなたのルームシェア物件探しを全力でサポートします。
執筆監修

趙暉士(ちょうきし)|宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士、管理業務主任者、2級ファイナンシャル・プランニング技能士
賃貸リーシングとコンサルタントを経験し、後に売買仲介業務に従事。
(株)大京穴吹不動産、都心営業部、渋谷店、流通営業1課

