
WIC、DEN、Sなどの間取り表記はどういう意味?よくある間違いや豆知識など徹底解説!
賃貸物件を探していると、間取り図に「WIC」「DEN」「S」といったアルファベット表記を見かけることがありますよね。「これって一体何のこと?」と疑問に思った経験はありませんか?
実は、これらの表記には明確な意味があって、知っているか知らないかで物件選びの精度が大きく変わってくるんです。特に「WIC」は「ウォークインクローゼット」の略で、収納力を重視する方にとっては見逃せないポイント。また、「S」と「洋室」の違いを理解していないと、思っていた部屋数と実際の居室数が異なって後悔することもあるんですよね。
この記事では、間取り図に登場する主要なアルファベット表記を一括解説するとともに、よくある間違った見方や、内見前に知っておくと役立つ豆知識をご紹介していきます。これを読めば、間取り図を正しく読み解けるようになって、理想の物件探しがもっとスムーズになるはずです。
目次
- アルファベット表記を一括解説!
- よくある間違った見方は?
- 間取り図を見るときに役立つ豆知識
- まとめ
1. アルファベット表記を解説!
間取り図には、限られたスペースに情報を詰め込むため、さまざまなアルファベット表記が使われています。最初は戸惑うかもしれませんが、一度覚えてしまえば物件探しがグッと楽になりますよ。ここでは、物件探しで頻出する主要な表記を詳しく解説していきますね。
LDK(リビング・ダイニング・キッチン)
これはリビング、ダイニング、キッチンの頭文字を取った略語で、これら3つのスペースが1つの空間にまとまった間取りを指しています。
よく見かける「1LDK」「2LDK」「3LDK」といった表記の数字部分は、LDK以外の居室の数を表しているんです。たとえば「2LDK」なら、LDKに加えて2つの個室があるということになります。ちなみに、LDKと似た表記に「DK」というものがありますが、これはリビングスペースがない、よりコンパクトな間取りを指していて、一般的にDKはLDKよりも面積が狭い傾向にありますね。
併せて読みたい記事→【】
WIC(ウォークインクローゼット)
通常のクローゼットとの最大の違いは、人が中に入って歩けるほどの広さがあるという点です。一般的に2畳以上の広さがあって、中に入って衣類を選んだり、整理したりできるスペースが確保されているんですよね。最近では、WICだけでなく「WTC」というウォークスルークローゼット、つまり通り抜けできるタイプのクローゼットも増えてきているんですよ。

DEN(書斎・多目的スペース)
「DEN」は、書斎や多目的の小部屋を指す間取り用語です。テレワークが普及した現在、DENは特に注目されているスペースなんです。リビングとは別に仕事や趣味に集中できる場所として、非常に重宝されています。似た表記として「S(サービスルーム)」や「N(納戸)」がありますが、DENはより書斎やワークスペースとしての用途を想定した空間を指すことが多いですね。実際には建築基準法上の違いはそれほど明確ではないんですが、不動産業界では用途のニュアンスで使い分けられているんです。
S(サービスルーム)
「S」はサービスルームの略で、見た目は普通の洋室と変わらない広さや作りをしていることも多くて、工夫次第でさまざまな用途に使えるんですよ。収納部屋として活用したり、ウォークインクローゼット代わりにしたり、採光が不要な趣味の部屋にしたり、書庫やアーカイブスペースとして使ったりできます。
N(納戸)とSIC(シューズインクローゼット)
「N」は「納戸」の略で、
納戸は季節家電の収納、スーツケースや旅行用品の保管、防災用品の備蓄スペース、趣味の道具やスポーツ用品の収納、日用品のストック置き場などに活用されます。広めの納戸であれば、棚やラックを設置して整理整頓しやすくなりますし、窓がない分、湿気や日焼けを気にせず保管できるというメリットもあります。
一方、「SIC」はシューズインクローゼットの略で、玄関周りの収納スペースを指します。通常の下駄箱とは異なって、人が中に入って歩けるほどの広さがあるのが特徴なんです。靴だけでなく、傘やコート、ベビーカー、ゴルフバッグ、アウトドア用品など、玄関周りに置きたいものをまとめて収納できるんですよね。玄関がすっきり片付くし、土足で入れるから汚れたものも気軽に収納できて、靴が多い家庭でも安心です。来客時に見せたくないものを隠せるのも嬉しいポイントですね。
その他の表記
間取り図には、他にも覚えておくと便利な表記がいくつかあります。
「MB」はメーターボックスの略で、電気やガス、水道のメーターが収納されているスペースです。玄関脇にあることが多くて、検針員が確認できるよう、共用廊下側から開けられる仕組みになっているんですよ。
「PS」はパイプスペースといって、上下水道の配管が通っているスペースです。マンションでは各住戸に縦に貫通していて、間取り図上で小さな四角や長方形で表記されます。PSの位置は変更できないので、家具配置を考える際には注意が必要ですね。
「RF」はロフトやルーフバルコニーを指します。天井高が1.4m以下で、床面積の2分の1未満の広さであれば、建築基準法上の階数にカウントされないんです。収納スペースや寝室として活用できる便利なスペースですね。そして「AC」はエアコンが設置されている位置、またはエアコン用の配管が設置されている位置を示しています。
2. よくある間違った見方は?
間取り図を見慣れていないと、誤解してしまうポイントがいくつかあるんですよね。ここでは、物件探しでよくある「間違った見方」を紹介していきます。
「1SLDK」の表記だが、見た目が2LDK

これは本当によくある誤解のパターンなんです。間取り図を見ると明らかに部屋が2つあるのに、物件情報には「1SLDK」と書かれている。「これって2LDKじゃないの?」って思ってしまいますよね。
でも、「S(サービスルーム)」は建築基準法上の居室ではないため、居室数にカウントされないんです。だから、見た目は2LDKのようでも、正式には「1SLDK」という表記になるわけです。具体的に言うと、2LDKの場合は洋室6畳と洋室5畳があって、どちらも窓があって採光が十分で、それにプラスLDKという構成になります。一方、1SLDKの場合は洋室6畳は窓があって採光十分なんだけど、もう一つのサービスルーム5畳は窓が小さいか窓がないという状態で、これにLDKがついているという形になるんですね。
部屋の広さが同じでも、基準以上の採光面積が取れていれば洋室、足りなければ「S」になるというルールがあります。これは建物の向きや隣接する建物との距離によっても変わってくるから、同じ間取りでも部屋によって表記が異なることがあるんですよ。
重要なのは、サービスルームでも実際には居室として十分使える場合が多いということです。書斎や子ども部屋、寝室など、用途によっては問題なく活用できます。ただし、長時間過ごす部屋としては、採光や換気の面で快適性が劣る可能性があるので、内見時にしっかり確認してくださいね。
反転している場合がある
意外と知られていないんですが、間取り図が左右反転している場合があるんです。マンションやアパートでは、同じフロアに似たような間取りの部屋が複数あることが一般的ですよね。その際、不動産会社が図面を作成する手間を省くために、同じマンションの別の部屋の図面を流用して、左右反転させて使用することがあるんです。
間取り図の隅に小さく「反転」という文字が記載されていることがあるんですが、この表記が見落とされやすくて、実際に内見したときに「あれ?図面と逆だぞ」となってしまうケースがあるんですよね。
記載漏れがある
間取り図は限られたスペースに情報を詰め込むため、細かい部分が省略されていることがあります。特に注意したいのが扉の開閉向きです。扉がどちら向きに開くかは、家具の配置に大きく影響するんですよね。間取り図では扉の開閉方向が正確に記載されていないことがあって、実際に内見してみたら「ここに家具を置くと扉が開かない!」ということもあるんです。
クローゼットの扉が引き戸なのか開き戸なのか、玄関ドアが内開きなのか外開きなのか、室内ドアが左開きなのか右開きなのかといった点は、意外と重要なポイントです。また、玄関の靴箱が間取り図に記載されていないこともあります。実際にはしっかりとした靴箱があるのに、図面には描かれていないというケースは意外と多いんです。逆に、図面にはあるように見えても、実際には小さな棚だけだったということもありますね。
マンションの構造上の柱や、配管スペースが図面に正確に記載されていないこともあります。実際には部屋の角に柱の出っ張りがあって、ベッドや本棚が置けなかったり、カーテンレールの取り付けに支障が出たり、思ったより部屋が狭く感じたりすることがあるんです。こうした記載漏れを防ぐためには、内見時にメジャーを持参して実測することが大切です。写真や動画を撮影しておくと、後で家具配置を考える際に役立ちますよ。
併せて読みたい記事→【ロフトは専有面積に入る!?ロフト付き物件のあれこれ】
3. 間取り図を見るときに役立つ豆知識
ここからは、間取り図をより深く読み解くための実践的な豆知識をご紹介していきます。これらを知っておくと、内見前に物件の良し悪しをある程度判断できるようになりますよ。
方角・採光関係
多くの人は、間取り図を見るときに無意識に「上が北」だと思い込んでいるんですが、実際には間取り図は必ずしも北が上になっているとは限らないんです。間取り図には通常、方位記号が記載されているので、これをしっかり確認しないと、「南向きだと思っていたのに実は北向きだった」という失敗につながってしまいます。間取り図の隅にある方位記号を必ずチェックして、バルコニーや大きな窓がある方向を確認して、周辺地図と照らし合わせることが大切ですね。
それから、「南向き=日当たりが良い」というイメージがありますが、必ずしもそうとは限らないんですよ。目の前に高い建物があったり、バルコニーに大きな庇があったり、1階や低層階の物件だったり、隣接する建物との距離が近かったり、窓のサイズが小さかったりすると、南向きでも十分な日光が入らないことがあるんです。逆に、北向きでも周囲に建物がなくて、天窓や大きな窓があれば、明るい部屋になることもありますからね。
可能であれば晴れた日の午前中や午後に内見して、周辺環境、特に隣接する建物を確認して、上階の物件も検討してみるといいですよ。
スペース活用
クローゼットや収納の扉には、引き戸、開き戸、折れ戸といったタイプがあるんですが、それぞれに特徴があるんですよね。引き戸は扉の開閉にスペースを取らないし開けっ放しにしやすいんだけど、全開にできないという点があります。開き戸は全開にできるから出し入れしやすいんだけど、開閉にスペースが必要で家具配置に制約が出てきます。折れ戸は開き戸より省スペースで、全開に近い状態にできるんだけど、レールが壊れやすいという欠点もあるんです。
間取り図からは扉のタイプまではわからないことが多いので、内見時に確認しましょう。特にWICやSICの扉タイプは、日常の使い勝手に大きく影響しますからね。
それから、マンションの構造上、部屋の角や壁沿いに柱が出っ張っていることがあるんです。この出っ張りは間取り図には詳しく記載されていないことが多くて、実際に家具を置こうとすると「思ったより狭い」「きれいに収まらない」ということが起こります。ベッド、特にダブルベッド以上のサイズや、大型の本棚やラック、ソファ、ダイニングテーブルなんかは特に影響を受けやすいですね。内見時には、家具を置きたい場所の寸法を実測して、手持ちの家具が入るかどうか確認することをおすすめします。
動線チェック
毎日の家事をスムーズに行うためには、動線のチェックが欠かせないんです。特に洗濯に関する動線は重要なポイントですよ。理想的な洗濯動線は、洗濯機置き場からバルコニーや浴室乾燥機が近くて、脱衣所から洗濯機置き場、干し場、クローゼットがスムーズに繋がっている状態です。
避けたいのは、洗濯機が玄関近くにあって干し場がバルコニーで部屋の反対側にあるとか、洗濯機が脱衣所になくて洗面所と距離があるとか、干し場まで複数のドアを通る必要があるといった配置ですね。特にファミリー向け物件や、洗濯物が多い家庭では、この動線が日々のストレスに直結します。間取り図を見るときは、洗濯機マークとバルコニーの位置関係を必ず確認してください。
来客時や家族と過ごす時間に影響するのが、トイレの位置です。トイレとリビングやダイニングの位置関係、トイレと寝室が隣接していないか、トイレが玄関のすぐ近くにないかといった点をチェックしましょう。理想的なトイレの位置は、廊下の奥など、リビングから離れた場所で、寝室からアクセスしやすいけど隣接はしていない、音が気にならない工夫がされている場所ですね。特にワンルームや1Kの間取りでは、トイレが居室に近いことが多いので、防音性や換気扇の性能も確認しておくといいですよ。
まとめ
さて、この記事ではWICをはじめとする間取り図のアルファベット表記について詳しく解説してきました。
間取り図を見るときには、「S」は見た目が居室でも居室数にカウントされないこと、図面が反転している場合があること、細かい記載漏れに注意すること、方角や採光、動線を必ず確認することなどが大切なポイントでした。理想の物件を見つけるためには、間取り図を正しく読み解く力が必要なんです。この記事で紹介した知識を活用すれば、物件探しの精度が格段に上がるはずですよ。
Rent-Xはフリーレント物件や仲介手数料無料物件などお得な賃貸物件を多数ご用意しております。
さらに、お得な割引プランも!
初期費用を抑えて、理想の物件で新生活を始めたい方は、ぜひRent-Xをご利用ください。経験豊富なスタッフが、あなたのルームシェア物件探しを全力でサポートします。
執筆監修

趙暉士(ちょうきし)|宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士、管理業務主任者、2級ファイナンシャル・プランニング技能士
賃貸リーシングとコンサルタントを経験し、後に売買仲介業務に従事。
(株)大京穴吹不動産、都心営業部、渋谷店、流通営業1課
