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「インターネット使用料無料」は遅い?メリットデメリットや品質まで徹底解説!

インターネット


賃貸物件を探していると「インターネット使用料無料」という魅力的な条件を目にすることが増えてきました。インターネット環境は現代の生活に欠かせないインフラとなっており、毎月の通信費を抑えられるのは大きな魅力ですよね。

しかし、「無料」と聞くと「本当に快適に使えるの?」「通信速度が遅いのでは?」といった不安を感じる方も多いのではないでしょうか。実際、インターネット無料物件には知っておくべきメリットとデメリットの両面があります。

この記事では、インターネット使用料無料の賃貸物件について、その仕組みから実際の品質、向いている人・向いていない人まで徹底的に解説していきます。物件選びで後悔しないためにも、ぜひ最後までお読みください。





目次

  1. 「インターネット使用料無料」の物件とは
  2. 「インターネット対応」とは違う?
  3. 「インターネット使用料無料」物件のメリット
  4. 「インターネット使用料無料」物件のデメリット
  5. こんな方にオススメ!
  6. まとめ



1. 「インターネット使用料無料」の物件とは

「インターネット使用料無料」の賃貸物件とは、入居後すぐにインターネットが利用できる状態になっている物件のことを指します。

通常の賃貸物件では、入居後に自分でインターネット回線を契約し、開通工事を手配する必要があります。しかし、インターネット使用料無料の物件では、物件のオーナーがすでにインターネット環境を整備しているため、入居したその日からインターネットを利用することができます。

引っ越し直後は何かと忙しく、回線契約の手続きや工事の立ち会いは大きな負担になりがちです。インターネット使用料無料の物件なら、そうした手間を省くことができるのは大きな魅力と言えるでしょう。


別途支払いは不要

インターネットの利用料は、家賃や共益費などに含まれており、入居者が別途で支払う必要はありません。つまり、毎月の固定費としてインターネット料金を気にする必要がないということです。

一般的な光回線の月額料金は、マンションタイプで3,000円〜5,000円程度かかります。年間にすると36,000円〜60,000円もの通信費が実質無料になるわけですから、家計への影響は小さくありません。

特に初めての一人暮らしや、できるだけシンプルに生活費を管理したい方にとっては、支払い項目が一つ減るというのは精神的な負担軽減にもつながります。




2. 「インターネット対応」とは違う?

賃貸物件の募集情報を見ていると、「インターネット無料」のほかに「インターネット対応」という言葉を目にすることがあります。これらは似ているようで、実は大きく異なる条件なので注意が必要です。


「インターネット対応」は無料ではない

「インターネット対応」物件は、インターネットを無料で利用できる物件ではありません。これは、建物の共用部分までインターネット回線が引き込まれている状態を指しており、実際に部屋でインターネットを使うには、入居者自身が回線事業者やプロバイダーと契約する必要があります。


物件の中まで回線が通っている状態

「インターネット対応」とは、厳密には「物件の中まで回線が通っている」状態を意味します。つまり、建物の共用スペースまでは光ファイバーなどの回線が来ているものの、各部屋までは配線されていないケースが多いのです。

部屋までの工事が必要になることも

配線方式によっては、部屋までの回線引き込み工事が必要になるケースもあります。工事には立ち会いが必要で、工事費用がかかる場合もあるため、「対応」だからといって手軽にインターネットが使えるわけではないのです。

また、工事の予約状況によっては、申し込みから開通まで数週間から1ヶ月程度かかることもあり、すぐにインターネットを使いたい方には不便を感じるかもしれません。


回線事業者の選択肢が限られる

「インターネット対応」物件の場合、建物に引き込まれている回線の種類によって、選べる回線事業者が限られることがあります。例えば、フレッツ光の回線が引き込まれている場合、基本的にはフレッツ光系のサービスを利用することになります。

一方、「インターネット使用料無料」の物件では、すでにオーナーが選定した回線事業者・プロバイダーのサービスが提供されているため、入居者側で選ぶことはできませんが、逆に選択の手間がないとも言えます。

このように、「インターネット対応」と「インターネット使用料無料」は全く異なる条件ですので、物件情報を確認する際には注意しましょう。できるだけ手間をかけずにインターネット環境を整えたい方には、やはり「インターネット使用料無料」の物件がおすすめです。




3. 「インターネット使用料無料」物件のメリット

デメリットについて詳しく解説する前に、まずはインターネット使用料無料物件のメリットについて確認しておきましょう。


初期費用と月額費用が抑えられる

最大のメリットは、やはり経済的な負担が軽くなることです。通常、インターネット回線を個人で契約する場合、初期費用として契約事務手数料(約3,000円)や工事費用(15,000円〜40,000円程度)がかかります。

さらに、毎月の利用料金として3,000円〜5,000円程度を支払い続けることになります。これが完全に不要になるのは、特に初期費用を抑えたい新生活のスタート時には大きなメリットです。


契約や解約の手続きが不要

インターネット回線の契約は、意外と手続きが煩雑です。回線事業者とプロバイダーをそれぞれ選び、申し込みをして、工事日程を調整し、開通後も設定作業が必要になります。

インターネット使用料無料の物件なら、こうした一連の手続きがすべて不要です。入居したその日から、すぐにインターネットを使い始めることができます。

また、退去時の解約手続きも不要です。通常のインターネット契約では、解約のタイミングによっては違約金が発生することもありますが、無料物件ではそうした心配もありません。


引っ越し直後からすぐに使える

引っ越し後は、住所変更の手続きや家具の配置、ライフラインの開通など、やるべきことが山積みです。そんな中、インターネット回線の契約と開通を待つのは大きなストレスになります。

特に最近はリモートワークが普及しており、インターネット環境がないと仕事ができないという方も多いでしょう。インターネット使用料無料の物件なら、引っ越し当日からすぐに仕事を始められます。




4. 「インターネット使用料無料」物件のデメリット

メリットは上で述べたものがありますが、インターネット使用料無料の物件には、知っておくべきデメリットもいくつか存在します。快適なインターネット生活を送るためにも、事前にしっかり確認しておきましょう。


インターネット回線が弱い可能性がある

インターネット使用料無料の物件では、物件のオーナーが契約している回線を入居者全員で共有する形になります。そのため、いつでも快適な通信速度を期待できるとは限りません。

オーナーがコストを抑えるために、比較的安価なプランを選択しているケースもあり、回線の品質にはばらつきがあるのが実情です。特に築年数が古い物件や、後からインターネット設備を追加した物件では、配線方式が古く、通信速度が出にくい場合もあります。


1つの回線を各部屋で共有

インターネット使用料無料の物件の多くは、1つの回線を建物内の各部屋で共有していることがほとんどです。そのため、インターネットが多く利用される時間帯、特に夜間や休日には回線が混雑し、通信速度が低下する恐れがあります。

例えば、夕方から夜にかけての時間帯は、多くの入居者が同時に動画視聴やオンラインゲーム、リモートワークなどでインターネットを使用します。このような時間帯には、通常時の半分以下の速度になってしまうこともあります。


高画質動画やオンラインゲームには不向きなことも

4K画質での動画視聴や、FPSなどのオンラインゲーム、大容量ファイルのダウンロードなど、高速・大容量通信を必要とする用途には、インターネット無料物件の回線では力不足を感じることがあります。

特にオンラインゲームでは、通信速度だけでなく「Ping値」と呼ばれる応答速度も重要になります。共有回線では、このPing値が高くなりがち(=応答が遅い)で、ゲームプレイに支障が出る可能性があります。


Wi-Fiルーターを購入しなければならない場合がある

「インターネット使用料無料」と聞くと、Wi-Fi環境が整っていると思いがちですが、実は全てのインターネット無料の賃貸物件にWi-Fiルーターが設置されているわけではありません。

物件によっては、各部屋まで有線LANケーブルの接続口(LANポート)が設置されているだけで、Wi-Fi環境を整えるには自分でWi-Fiルーターを用意する必要があるケースもあります。

Wi-Fiルーターの一般的な価格は3,000円〜20,000円程度です。基本的な性能のものであれば5,000円前後で購入できますが、より高速で安定した通信を求める場合は、10,000円以上のモデルを選ぶことになるでしょう。


インターネットの使用料が家賃に上乗せされているケースがある

インターネット使用料無料と謳っている物件でも、実質としては「無料」ではない場合があります。インターネット設備の導入費用やランニングコストを、家賃や共益費に上乗せしているケースも少なくないのです。

例えば、同じエリア・同じ築年数・同じ間取りの物件と比較して、インターネット無料の物件の家賃が3,000円〜5,000円高い場合、実質的にはインターネット料金を家賃で支払っていることになります。


家賃相場との比較が重要

インターネット無料物件を検討する際は、家賃相場と入居を検討しているマンションの家賃とをしっかり比較するのがおすすめです。

周辺の類似物件の家賃をチェックし、インターネット無料であることによる家賃の上乗せ額が、自分で回線を契約した場合の月額料金よりも高くなっていないか確認しましょう。場合によっては、インターネット無料ではない物件を選んで、自分で格安のネット回線を契約した方がトータルコストが安くなることもあります。





5. こんな方にオススメ!

ここまでメリット・デメリットを見てきましたが、結局のところ、インターネット使用料無料の物件はどのような方に向いているのでしょうか。具体的に見ていきましょう。


インターネット機器の準備が面倒な方

インターネット回線の契約や機器の準備は、慣れていない方にとっては複雑で面倒な作業です。「どの回線事業者を選べばいいのかわからない」「プロバイダーって何?」といった方も多いでしょう。

インターネット使用料無料の物件なら、自身での契約・機器の準備は不要です。すでに設備が整っているため、引っ越したその日からすぐにインターネットを使い始められます。

特に、初めての一人暮らしで何から手をつければいいかわからない方や、仕事が忙しくて契約手続きに時間を割けない方には大きなメリットとなるでしょう。


回線事業者・プロバイダーにこだわらない方

「特定の回線事業者やプロバイダーを使いたい」というこだわりがない方にとっては、インターネット無料物件のデメリットは気にならないでしょう。

こだわりがない方にとっては、すでに選定されたサービスが使えることは、むしろ選択の手間が省けるというメリットになります。「普通にネットが使えればそれでいい」という方には最適です。


高速な通信速度が求められる通信を頻繁に行わない方

インターネットの主な用途が、Webサイトの閲覧、SNSのチェック、メールの送受信、標準画質〜HD画質での動画視聴程度であれば、インターネット無料物件の回線でも十分快適に利用できるでしょう。

大容量のデータの送受信やオンラインゲームを頻繁にしない方であれば、共有回線による速度低下もそれほど気にならないはずです。


初期費用を抑えたい方

引っ越しには何かとお金がかかります。敷金・礼金、仲介手数料、引っ越し費用、家具家電の購入費など、初期費用は積み重なると大きな金額になります。

インターネット回線の契約事務手数料や工事費用がかからないことで、数万円の節約になります。少しでも初期費用を抑えたい方には、インターネット使用料無料の物件は有力な選択肢となるでしょう。


短期間の入居を予定している方

1年〜2年程度の短期入居を予定している方にも、インターネット無料物件はおすすめです。通常のインターネット回線契約では、2年や3年の契約期間が設定されていることが多く、契約期間内に解約すると違約金が発生します。

インターネット無料物件なら、退去時の解約手続きも違約金も不要です。転勤が多い方や、将来的に引っ越す可能性が高い方には、こうした柔軟性は大きなメリットとなります。




まとめ

インターネット使用料無料の賃貸物件は、初期費用や月額費用を抑えられる、契約手続きが不要、入居後すぐに使えるといったメリットがある一方で、通信速度が不安定になる可能性がある、Wi-Fiルーターを自分で用意する必要がある場合がある、実質的に家賃に上乗せされているケースがあるといったデメリットも存在します。

「インターネット無料」という言葉に飛びつく前に、自分のインターネット利用状況や予算、物件の条件をしっかり確認することが大切です。


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執筆監修

趙暉士(ちょうきし)|宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士、管理業務主任者、2級ファイナンシャル・プランニング技能士

賃貸リーシングとコンサルタントを経験し、後に売買仲介業務に従事。

(株)大京穴吹不動産、都心営業部、渋谷店、流通営業1課

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