
IHとガスコンロはどっちがいい?後悔しないキッチン選びのコツ
新しい住まい探しで物件を見学していると、「このキッチン、IHなんだ」「ガスコンロか…」と、コンロの種類が気になった経験はありませんか?
「IHとガスコンロって、実際どう違うの?」 「料理のしやすさはどっちが上?」 「光熱費はどれくらい変わるんだろう?」
こうした疑問を抱えている方は少なくありません。キッチンは毎日使う場所だからこそ、IHにするかガスコンロにするかは、住まいの快適さを左右する重要なポイントです。
実は、IHとガスコンロにはそれぞれ明確なメリットとデメリットがあります。どちらが優れているというわけではなく、あなたの生活スタイルや料理の頻度、こだわりポイントによって「どちらが合っているか」が変わってくるんです。
この記事では、IHとガスコンロの特徴を徹底的に比較し、あなたにぴったりのキッチン選びをサポートします。選ぶ基準やメリット・デメリット、光熱費の違いまで詳しく解説していきますので、ぜひ最後までお読みください。
目次
- キッチン選び、IHとガスコンロどっちがいい?
- IHのメリットは?
- IHのデメリットは?
- ガスコンロのメリットは?
- ガスコンロのデメリットは?
- 光熱費はどっちが安くなる?
- よくある質問
- まとめ:賢く選択して豊かな賃貸ライフを!
1. キッチン選び、IHとガスコンロどっちがいい?
結論から言うと、IHとガスコンロのどちらが良いかは、あなたの生活スタイルや好み、料理へのこだわりによって変わります。
例えば、お子さんがいるご家庭や掃除の手間を減らしたい方にはIHが向いているかもしれません。一方で、料理が好きで火加減を見ながら調理したい方や、お気に入りの調理器具をそのまま使いたい方には、ガスコンロの方が満足度が高いでしょう。
それぞれに明確な特徴がある
IHにはIHの、ガスコンロにはガスコンロの、それぞれメリットとデメリットがあります。「なんとなくIHの方が最近だから良さそう」「ガスの方が料理がおいしくできそう」といったイメージだけで選ぶと、実際に住み始めてから「こんなはずじゃなかった…」と後悔することも。
双方の特徴をしっかりと押さえておくことが、後悔しないキッチン選びの第一歩です。以下のような観点から、自分に合ったコンロを選びましょう。
それでは、具体的にIHとガスコンロのメリット・デメリットを詳しく見ていきましょう。
2. IHのメリットは?

近年、賃貸物件でもIH対応のキッチンが増えてきました。特に新築マンションや築浅物件では、IHクッキングヒーターを標準装備しているケースが多くなっています。では、IHにはどのようなメリットがあるのでしょうか?
温度調節が簡単
IHクッキングヒーターの大きな魅力の一つが、温度調節の簡単さです。
あらかじめ温度を設定してから調理ができるため、「強火で○分、その後弱火で○分」といった調理も、ボタン一つで正確にコントロールできます。手作業で火加減を調整する必要がなく、料理の経験が浅い方でも効率的に調理することが可能です。
例えば、揚げ物をする際にも油の温度を一定に保ちやすく、カラッと美味しく仕上がります。また、煮込み料理でも温度が安定するので、焦げ付きや煮崩れのリスクが減るんです。
「料理初心者だからキッチンが不安…」という方にとって、IHは心強い味方になってくれるでしょう。
手軽に掃除や手入れができる
IHの最大のメリットとも言えるのが、掃除の手軽さです。
トッププレートが平らでガスコンロのような五徳などのパーツがないため、電源を切って冷めたら全体をサッと拭くだけ。吹きこぼれや油はねがあっても、すぐに拭き取れるのでいつも清潔な状態を保つことができます。
ガスコンロのように「週末にまとめて掃除しよう」と先延ばしにすることもなく、こまめに掃除ができるので、汚れの蓄積も抑えられます。調理後の片付けがラクになると、料理へのハードルも下がりますよね。
特に働きながら家事をこなす一人暮らしの方や、忙しい子育て世代にとって、この掃除の手軽さは日々の生活の質を大きく向上させてくれます。
キッチンが暑くなりにくい
夏場の調理、暑くてつらいと感じたことはありませんか?ガスコンロを使っていると、特に夏場にキッチンに熱がこもりがちです。
しかし、IHクッキングヒーターの場合、キッチン周りや部屋の温度が上がりにくいという特徴があります。IHは鍋やフライパンの底を直接加熱する仕組みのため、周囲の空気を温めにくいんです。
ガスコンロのように炎が空気を温めることがないので、暑い日も比較的快適に料理をすることができます。エアコンの効きも良くなるため、夏場の電気代節約にもつながる可能性があります。
「夏のキッチンは暑くて料理したくない…」という悩みを持つ方には、IHは大きなメリットになるでしょう。
その他のIHのメリット
上記以外にも、IHには以下のようなメリットがあります。
- 安全性が高い:火を使わないため、火災のリスクが低い
- タイマー機能:調理時間を設定でき、自動で電源が切れる
- フラットなデザイン:見た目がスタイリッシュで、キッチン全体が洗練された印象に
3. IHのデメリットは?
メリットが多いIHですが、もちろんデメリットもあります。物件選びの際には、これらのデメリットが自分にとってどの程度影響するかを考えることが大切です。
使用できる鍋やフライパンの種類が限られる
IHの最大のデメリットと言えるのが、IH対応の調理器具しか利用できないという点です。
IHクッキングヒーターは、電磁誘導という仕組みで鍋底を加熱します。そのため、磁石がくっつく素材(鉄やステンレス)の調理器具でないと使えないんです。
具体的には、以下のような調理器具は使用できません。
- 銅製の鍋やフライパン
- アルミ製の鍋やフライパン(IH対応の加工がされていないもの)
- 陶磁器の土鍋
- 耐熱ガラスの鍋
一方、ホーローの鍋やフライパン、鉄のフライパンなどは使用可能です。最近では「IH対応」と表示された調理器具も増えていますが、お気に入りの調理器具が使えないケースもあるため注意が必要です。
「実家から譲り受けた銅製の卵焼き器が使えない…」「お気に入りのアルミ鍋が使えなくなった…」といった声も聞かれます。
IH対応物件に引っ越す場合は、現在使っている調理器具がIH対応かどうかを事前にチェックしておきましょう。非対応の場合は、新しく購入する費用も考慮する必要があります。
初期費用がかかる
ガスコンロと比較して、IHクッキングヒーターは製品自体が高価です。
賃貸物件の場合、備え付けのIHコンロがあるため購入の必要はありませんが、もし自分で購入する場合や、既存のIHコンロを新しいものに交換したい場合は、標準的なグレードでもガスコンロの倍の金額がかかることもあります。
また、前述のように調理器具をIH対応のものに買い替える必要がある場合、その費用も発生します。フライパンや鍋を一式揃えると、数万円の出費になることも珍しくありません。
ただし、賃貸物件においては、IH対応物件もガスコンロ物件も家賃に大きな差がないことが多いです。RENT Xでは、お得なフリーレント物件も多数取り扱っており、初期費用を抑えながら希望のキッチンタイプを選べます。
その他のIHのデメリット
- 停電時に使えない:電気を使用するため、停電時は調理ができない
- 調理中の火加減が視覚的にわかりにくい:火が見えないため、慣れるまで調理感覚がつかみづらい
- 鍋を浮かせての調理ができない:あおり炒めなど、鍋を持ち上げる調理法には向かない
4. ガスコンロのメリットは?

続いて、ガスコンロのメリットを見ていきましょう。長年使われてきたガスコンロには、根強い人気の理由があります。
火が見えて使いやすい
ガスコンロの大きな魅力は、火を見ながら調理温度を調節できる点です。
炎の大きさを目で確認しながら火加減を調整できるため、視覚的に把握しやすく、料理好きの方などはガスコンロのほうが調理しやすいと感じるかもしれません。
「強火でサッと炒める」「とろ火でコトコト煮込む」といった、感覚的な火加減の調整がしやすいのもガスコンロの特徴です。特に和食や中華料理など、火加減が重要な料理を作る際には、ガスコンロの方が扱いやすいという声も多く聞かれます。
また、フライパンや鍋を持ち上げて振りながら調理する「あおり炒め」なども、ガスコンロなら可能です。本格的な料理にこだわりたい方にとって、ガスコンロは欠かせない存在と言えるでしょう。
調理器具を選ばない
ガスコンロの大きなメリットは、使える調理器具の幅が広いことです。
調理器具のほとんどはガスコンロで使用できるように作られています。銅製の鍋、アルミ製のフライパン、土鍋、耐熱ガラスの鍋など、素材を問わずほぼすべての調理器具が使えます。
気に入った調理器具を見つけたときに素材を気にせず購入できるのは、料理好きにとって大きなメリットです。「この銅製の卵焼き器、プロも使っているらしい」「このアルミの雪平鍋、使い勝手が良さそう」と思ったら、迷わず購入できます。
また、実家や知人から調理器具を譲り受けた場合でも、そのまま使えるケースがほとんど。引っ越しの際に調理器具を買い替える必要がないのも、経済的なメリットと言えるでしょう。
停電しても使用可能
災害時のことを考えると、ガスコンロには大きな安心感があります。
ガスを燃料としているので、停電の際にも使用可能です。地震や台風などで停電が発生した場合でも、都市ガスやプロパンガスの供給が続いていれば調理ができます。
また、火力が強いので火の通りが早く、調理時間が短縮できるため、結果的に光熱費の節約にもつながります。特に大量の水を沸騰させる場合や、厚みのある肉を焼く場合など、ガスコンロの火力の強さは大きなメリットです。
「最近、災害が増えているから、万が一のときに備えておきたい」という防災意識の高い方にとって、ガスコンロは心強い選択肢になるでしょう。
その他のガスコンロのメリット
- 直火調理ができる:餅を焼いたり、海苔をあぶったりなど、直火ならではの調理が楽しめる
- 製品価格が比較的安い:IHと比べて、コンロ本体の価格が手頃
- 慣れ親しんだ調理感覚:多くの人が子どもの頃から見てきた調理方法なので、違和感なく使える
5. ガスコンロのデメリットは?
ガスコンロにもデメリットがあります。特に安全面と掃除の手間については、しっかり理解しておく必要があります。
火災やガス漏れの恐れ
ガスコンロの最大のデメリットは、安全面でのリスクです。
火を使うため、うっかり火を消し忘れると火災につながる可能性があります。また、調理中に袖口や髪の毛に火が燃え移る可能性もゼロではありません。
さらに、ガス漏れや不完全燃焼により、一酸化炭素中毒になるリスクもあります。特に換気を怠ると、室内に一酸化炭素が溜まり、重大な事故につながることも。
ただし、最近のガスコンロには以下のような安全機能が搭載されているものも多くあります。
- 立ち消え安全装置:風などで火が消えた場合、自動的にガスを止める
- 過熱防止センサー:鍋底の温度が上がりすぎると自動的に火を弱める
- 消し忘れ消火機能:一定時間経過すると自動的に消火する
小さなお子さんがいるご家庭や、火の扱いに不安がある方は、これらの安全機能が充実したガスコンロを選ぶか、IHを検討するのも一つの選択肢です。
キッチンが暑くなる
ガスコンロを使うと、キッチンや部屋全体が暑くなりやすいというデメリットがあります。
ガスコンロの火は、鍋底を加熱するだけでなく、炎が周囲の空気に伝わり、部屋の温度を上げてしまいます。特に夏場は、調理をするだけで汗だくになり、体力を奪われる可能性があります。
キッチンが暑いと、エアコンを強めに効かせる必要があり、電気代も上がってしまいます。また、暑さのせいで「料理をするのが億劫になる」という方も少なくありません。
特に、日当たりの良い物件やキッチンが狭い物件の場合、ガスコンロによる熱がこもりやすくなるため、注意が必要です。
掃除に手間がかかる
ガスコンロの掃除は、IHと比べて手間と時間がかかります。
ガスコンロを掃除する場合には、五徳(ごとく)をはじめとした各パーツを外してから拭く必要があります。五徳は形が複雑で、溝に汚れが入り込みやすいため、しっかり洗うのに時間がかかります。
また、バーナー部分の掃除も必要で、目詰まりすると火力が弱くなったり、不完全燃焼の原因になったりするため、定期的なメンテナンスが欠かせません。
パーツの着脱や掃除後に元に戻す作業を面倒だと感じる方も多いでしょう。「週末にまとめて掃除しよう」と思っていても、なかなか時間が取れず、汚れが蓄積してしまうケースも。
「掃除の手間を減らして、自分の時間を確保したい」という方にとって、ガスコンロの掃除の手間は大きなデメリットになる可能性があります。
その他のガスコンロのデメリット
- 火災保険料が高くなる可能性:火を使うため、物件によっては保険料が上がる場合も
- 定期的な点検が必要:ガス機器の安全のため、定期的な点検が推奨される
- キッチン周りが汚れやすい:油はねや煤(すす)などで、壁や換気扇が汚れやすい
6. 光熱費はどっちが安くなる?
「結局、IHとガスコンロ、どっちの光熱費が安いの?」という疑問を持つ方は多いでしょう。
実はそれほど大きな差はない
結論から言うと、IHもガスコンロも、コスト面でさほど差はありません。
ただし、一般的な傾向として、電気代の方がやや安くなるケースが多いと言われています。特に、電力会社のプランによっては、夜間電力が割安になるプランもあり、夕食の準備を夜に行う方は、IHの方が光熱費を抑えられる可能性があります。
条件によって変動する
とはいえ、居住地・契約プラン・使用量によって変動があるため一概には言えません。
例えば、以下のような要因で光熱費は変わってきます。
- 都市ガスかプロパンガスか:プロパンガスは都市ガスより割高なことが多い
- 電力会社のプラン:オール電化プランなど、割安なプランがあるか
- 調理の頻度と時間:自炊の頻度が高いほど、効率の良い方がお得に
- 使い方:IHもガスも、適切な火力で効率的に使えば節約になる
試算例を見てみよう
一般的な4人家族が1ヶ月間調理に使う光熱費の目安(あくまで参考値):
- IH(電気):約800円〜1,200円
- ガスコンロ(都市ガス):約900円〜1,300円
- ガスコンロ(プロパンガス):約1,200円〜1,800円
このように、IHと都市ガスではほぼ同等、プロパンガスはやや高めという傾向が見られます。
光熱費を抑えるポイント
IHでもガスコンロでも、以下のポイントを意識すると光熱費を抑えられます。
- 鍋底の水分を拭き取る:熱効率が上がる
- 鍋の大きさを火力に合わせる:小さい鍋に強火は無駄が多い
- フタを活用する:熱が逃げにくく、調理時間短縮に
- 余熱を活用する:火を止めた後の余熱で仕上げる
光熱費だけで選ぶのではなく、使い勝手や安全性、掃除のしやすさなど、総合的に判断することをおすすめします。
RENT Xでは、お客様の希望する設備条件に合わせて物件検索が可能です。IH対応物件、ガスコンロ物件ともに豊富に取り揃えており、理想のキッチンを備えたお部屋がきっと見つかります。
7. よくある質問
Q1. IHからガスコンロ(またはその逆)に変更することはできますか?
A. 賃貸物件の場合、基本的に入居者が勝手にコンロの種類を変更することはできません。
IHからガスコンロへの変更には、ガス配管工事が必要になり、逆の場合は電気工事が必要です。これらの工事は大がかりで、費用も数十万円かかることがあります。
また、賃貸物件では原状回復義務があるため、退去時に元に戻す必要があり、現実的ではありません。コンロの種類は物件選びの段階で慎重に検討しましょう。
どうしてもコンロの種類にこだわりがある場合は、希望のタイプが設置されている物件を探すことをおすすめします。RENT Xでは、IH・ガスコンロの条件指定検索が可能ですので、ぜひご活用ください。
Q2. 一人暮らしならIHとガスコンロ、どちらがおすすめですか?
A. 一人暮らしの場合、ライフスタイルによっておすすめは変わります。
IHがおすすめな方:
- 料理初心者の方
- 掃除の手間を減らしたい方
- 安全性を重視する方
- 夏場のキッチンの暑さを避けたい方
ガスコンロがおすすめな方:
- 料理が好きで、火加減にこだわりたい方
- 現在使っている調理器具をそのまま使いたい方
- 初期費用を抑えたい方(調理器具の買い替えが不要)
- 災害時の備えを重視する方
また、物件選びの際は、コンロの種類だけでなく、立地や家賃、その他の設備も総合的に考えることが大切です。
RENT Xでは、初期費用を抑えられるフリーレント物件を多数ご用意しています。「IHもガスも両方見てみたい」という方は、ぜひ複数の物件を比較検討してみてください。お得な物件情報をチェックして、理想の一人暮らしを始めましょう。
まとめ:賢く選択して豊かな賃貸ライフを!
ここまで、IHとガスコンロの特徴、メリット・デメリット、光熱費の違いなどを詳しく解説してきました。
IHとガスコンロ、どちらが優れているというわけではなく、あなたの生活スタイルや優先順位によって「どちらが合っているか」が変わります。
キッチンは毎日使う場所だからこそ、妥協せずに選びたいですね。
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執筆監修

趙暉士(ちょうきし)|宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士、管理業務主任者、2級ファイナンシャル・プランニング技能士
賃貸リーシングとコンサルタントを経験し、後に売買仲介業務に従事。
(株)大京穴吹不動産、都心営業部、渋谷店、流通営業1課
