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タワーマンションの家賃相場と選び方ガイド|地域・間取り・階数別に徹底解説!

タワーマンション



目次


  1. タワーマンションの家賃相場を知る前に
  2. 地域別に見るタワマン家賃相場(東京・大阪・主要都市)
  3. 同一のタワーマンション物件・同間取りでも階数で家賃差は出る?
  4. なぜタワーマンションの家賃は高くなるのか?
  5. タワーマンションと一般マンションの家賃比較
  6. 実際のタワーマンション物件で見る「妥当な家賃/条件付き」例
  7. タワーマンションを借りるときは家賃上限を決めよう
  8. まとめ



1. タワーマンションの家賃相場を知る前に

タワーマンションへの憧れを抱いている方は多いでしょう。高層階からの眺望、充実した共用施設、高いセキュリティ。しかし、「家賃が高い」という現実に直面することも事実です。

タワーマンションの家賃相場を正しく理解することは、理想の住まいを見つけるための第一歩です。相場感を持たずに物件探しをすると、予算オーバーで諦めたり、相場より高い物件を契約してしまうリスクがあります。


なぜタワーマンションの家賃は高いのか?

タワーマンションの家賃が高い理由は明確です。眺望や開放感という付加価値、コンシェルジュやジム、ラウンジなどの充実した共用施設、そして免震・制振構造などの高度な建築技術による構造コストが挙げられます。

タワーマンションは、立地・階数・築年数で家賃に大きな差が生まれます。同じ港区内でも駅直結と徒歩10分では月10万円以上の差が出ることも。同じ建物内でも低層階と高層階では30%以上の価格差が発生するケースもあります。




2. 地域別に見るタワマン家賃相場(東京・大阪・主要都市)

※本記事の相場は2025年9月時点のデータです。市況により変動する可能性があります。


①東京の主要エリア別タワマン家賃相場

【港区(六本木・麻布・赤坂・芝浦など)】

  • 1R~1K:12.8万円~
  • 1DK~1LDK:18.7万円~
  • 2LDK:28万円~35万円
  • 3LDK:40万円~60万円
  • 4LDK以上:60万円~120万円超

六本木グランドタワーレジデンスのような高級タワマンでは21.5万円から119万円という幅があり、最上級物件では100万円超えも珍しくありません。


【中央区(銀座・月島・勝どきエリア)】

  • 1R~1K:11.5万円~
  • 1DK~1LDK:16.5万円~
  • 2LDK:25万円~40万円
  • 3LDK:35万円~55万円
  • 4LDK以上:55万円~100万円超

銀座近接のタワーマンションはブランド力によりプレミアム化しやすく、月島・勝どきエリアは築浅物件が多く港区よりやや抑えめの価格帯です。


【江東区(豊洲・有明・東雲など湾岸エリア)】

  • 1R~1K:10.5万円~
  • 1DK~1LDK:14.5万円~
  • 2LDK:22万円~32万円
  • 3LDK:28万円~45万円
  • 4LDK以上:45万円~80万円

港区や中央区と比較するとやや抑えめですが、眺望と水辺立地が魅力で、条件次第で価格変動が大きいエリアです。



②大阪エリア別タワマン家賃相場

【北区(梅田・中之島エリア)】

  • 1R~1K:8.5万円~
  • 1DK~1LDK:12.5万円~
  • 2LDK:18万円~28万円
  • 3LDK:25万円~40万円
  • 4LDK以上:40万円~70万円

【中央区(本町・心斎橋・南船場)】

  • 1R~1K:7.8万円~
  • 1DK~1LDK:11.5万円~
  • 2LDK:16万円~25万円
  • 3LDK:22万円~38万円
  • 4LDK以上:38万円~65万円

③相場差を生む要因とは

まず一番大きいのが駅からの距離。駅直結や徒歩1分の物件は、徒歩5分の物件と比べて月3〜5万円も高くなることがあります。「たった数分の差でしょ」と思うかもしれませんが、雨の日も傘なしで駅まで行ける快適さは、毎日のことだからこそ価値があるんですね。

次にエリアのブランド力です。豊洲や武蔵小杉、大阪の中之島といった再開発エリアは、大型商業施設の誕生とともに街全体の価値が上がっています。「これから発展していく街に住める」という期待感も、家賃に含まれているわけです。

眺望も当然ながら大きな要素。東京湾が見える部屋と、隣のビルが見える部屋では、同じ間取りでも家賃が全然違います。水辺が見えるか、夜景がきれいか、富士山が見えるか。この「何が見えるか」が、月々の支払いに直結するんです。

それから物件のブランド。三井不動産や三菱地所といった大手デベロッパーの高級ブランドは、その名前だけでも相場より高めに設定されることが多いです。ブランドバッグと同じで、「誰が作ったか」に価値を感じる人は少なくないということですね。

最後に築年数。築浅の物件は設備が新しく故障も少ないため、高めの家賃設定でも納得感があります。逆に築10年以上でも大規模修繕済みなら、安心して住めるという評価につながります。

これらの条件が組み合わさると、同じエリア・同じ間取りなのに月10〜20万円も差が出ることがあるんです。


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3. 同じ物件・同じ間取りでも階数で家賃差は出る?

結論から言えば、階層によって家賃差は確実に出ます。低層階→中層階→高層階と上がるほど、家賃は段階的に上昇します。


階数による家賃上昇の目安

低層階(5〜10階程度):基準価格

  • 中層階(15〜25階程度):+8〜15%
  • 高層階(30階以上):+15〜30%
  • 最上階・角部屋:+30〜50%以上

具体例: 低層階の2LDKが月25万円の場合、中層階は27万円〜28.5万円、高層階は30万円〜33万円、最上階は35万円〜40万円となります。


家賃差を生む条件の違い

①眺望・開放感

低層階:周囲の建物の影響を受けやすく、開放感は限定的。ただし外出が楽で地に足がついた感覚で暮らせます。

中層階:コストと眺望のバランスが良い階層。適度な開放感を確保しつつ、価格は抑えられます。

高層階:眺望・開放感が最大化。都心の夜景や水景など圧倒的な景観を楽しめます。


②採光・日照

高層階は日当たりが安定し、特に冬場は太陽の高度が低くなっても日照が確保できます。低層階は隣接ビルや街路樹で日照が遮られやすくなります。


③プライバシー

高層階は視界が抜けやすく開放的。低層階は対面の建物や通行人からの視線が気になり、カーテンを常に閉める必要があることも。



④高層階のデメリット

高層階は風や揺れを感じやすく、冷暖房効率が悪化し光熱費が高くなる傾向があります。エレベーター待ち時間も日々のストレスになる可能性があります。併せて読みたい→「タワーマンションのデメリット」の記事


結論として、コスパ重視なら「中層階」ステータス・景観重視なら「高層階」、利便性重視なら「低層階」が狙い目です。




4. なぜタワーマンションの家賃は高くなるのか?

タワーマンションの家賃が高額になる7つの理由を解説します。


①土地取得・基礎構造コスト

高さ60mを超える建物は「超高層建築物」に分類され、厳格な構造計算と審査が必要。通常のマンションの数倍の鉄骨・鉄筋を使用し、建設コストが跳ね上がります。


②免震・制振構造、耐風設計

地震の揺れを建物に伝えにくくする免震構造、振動を吸収する制振構造、強風対策の耐風設計など、高度な技術が投入されています。


③共用施設・設備グレード

コンシェルジュ、スカイラウンジ、フィットネスジム、ゲストルーム、キッズルームなど、ホテルライクな設備の維持・運営には継続的なコストがかかります。


④窓・外壁仕様、断熱・遮音性

複層ガラスやLow-Eガラス、高性能断熱材、遮音性の高い壁・床材など、高品質な素材が使われています。


⑤眺望・採光の付加価値

東京湾、レインボーブリッジ、富士山といった景観は「見えるだけで価値がある」と評価され、家賃に反映されます。


⑥管理運営コスト・メンテナンス費

管理費・共益費は月3〜5万円、修繕積立金は月2〜4万円程度が目安。24時間有人管理やセキュリティシステムの維持費用も発生します。


⑦ブランド性・ステータス性

「タワーマンションに住んでいる」という社会的ステータスや、大手デベロッパーブランドの価値も家賃に反映されています。




5. タワーマンションと一般マンションの家賃比較

※相場は2025年9月時点のデータで、条件により変動します。


東京23区・都心近郊における家賃差の目安

1LDK:タワマン33〜40万円/一般マンション25〜30万円 →差額+5〜15万円

2LDK:タワマン45〜55万円/一般マンション35〜45万円 →差額+10〜15万円

3LDK:タワマン60〜70万円/一般マンション45〜55万円 →差額+15〜20万円

月15万円の差は年間180万円、10年で1,800万円の差になります。


タワーマンションでコストメリットが出るケース

【低層階タワマン】

眺望が良くない階なら一般マンションと同水準の家賃で、共用施設・セキュリティ・ブランド価値を享受できます。

【築浅物件】

最新の省エネ設備により光熱費が抑えられ、故障リスクも低く、長期的なコストパフォーマンスが良い場合があります。

【仲介手数料無料物件】

RENT-Xでは仲介手数料無料キャンペーンを実施中。家賃60万円の物件なら約66万円の削減に。さらにフリーレント付きなら初期費用が大幅に下がります。




6. 実際のタワーマンション物件で見る

※以下は物件イメージ例です。実際の取り扱い物件はRENT-Xウェブサイトをご確認ください。


物件A:湾岸エリアの築浅ファミリー向けタワーマンション

エリア:江東区豊洲

間取り:2LDK(65㎡)

階層:28階(全45階)

家賃:28.5万円

共益費:2.5万円

駅徒歩3分、フリーレント2ヶ月付き、眺望良好で商業施設直結。築3年の築浅物件。


物件B:港区の高級単身者向けタワーマンション

エリア:港区芝浦

間取り:1LDK(48㎡)

階層:35階(全42階)

家賃:36万円

共益費:1.8万円

駅直結、仲介手数料無料対象、東京湾・お台場の眺望、24時間コンシェルジュサービス。


物件C:大阪梅田のビジネス層向けタワーマンション

エリア:大阪市北区中之島

間取り:3LDK(82㎡)

階層:18階(全38階)

家賃:32万円

共益費:2万円

梅田駅徒歩5分、フリーレント1ヶ月付き、水辺立地、リモートワーク対応の書斎スペースあり。




7. タワーマンションを借りるときは家賃上限を決めよう


①予算を明確にし家賃上限ラインを先に決める

手取り収入の25〜30%以内、年収の30%以内が目安。共益費や光熱費も考慮し、余裕を持った予算設定が必要です。


②多くの物件を比較、複数見学する

最低3〜5件は実際に見学し、共用施設、眺望、周辺環境、住民層の雰囲気を比較検討しましょう。


③階数・方角・眺望のバランスを取る

最上階が必ずしもベストではありません。眺望重視なら高層階、バランス重視なら中層階、利便性重視なら低層階を選びましょう。


④管理体制・維持運営を重視

管理会社の評判、管理員の常駐時間、コンシェルジュの対応範囲、清掃頻度、修繕計画をチェックしましょう。


⑤初期費用を抑える方法を積極的に活用

仲介手数料無料フリーレント付き物件で、数十万円〜百万円以上の初期費用を削減できます。


⑥長期視点でのコスト管理

家賃だけでなく、共益費、光熱費、駐車場代など、トータルのランニングコストを把握しましょう。


⑦条件が厳しい場合の代案

準タワーマンション(15〜19階建て)、低層階の高級マンション、駅から少し離れた立地、築10年前後の物件も検討しましょう。




まとめ:タワーマンションを借りる時は家賃と価値のバランスを考えよう

タワーマンションの家賃は地域・階数・間取りで大きく変動します。家賃が高い理由は明確で、構造コスト、共用施設、眺望、ブランド性などが総合的に反映されています。

重要なのは、「自分にとってその価値があるか」という視点です。仲介手数料無料やフリーレント付き物件を活用すれば、初期費用を大幅に削減できます。


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執筆監修

趙暉士(ちょうきし)|宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士、管理業務主任者、2級ファイナンシャル・プランニング技能士

賃貸リーシングとコンサルタントを経験し、後に売買仲介業務に従事。

(株)大京穴吹不動産、都心営業部、渋谷店、流通営業1課

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