
家賃より「Uber Eats充実度」なんだけど私だけ?Uber Eatsの店舗数で決める住まい探し!
新しいお部屋を探すとき、みなさんは何を基準にしていますか?家賃、駅からの距離、日当たり、収納の広さ…もちろんどれも大事な条件です。でも正直に言うと、内見の前にまずUber Eatsのアプリを開いて、その住所が対応エリアかどうか、そしてどれくらいお店が出てくるかをチェックしている、という方も増えているのではないでしょうか。
在宅ワークが定着し、平日の夜に自炊する気力がない日が当たり前になった今、「頼れるお店の多さ」は暮らしやすさに直結する条件のひとつです。一人暮らしの社会人はもちろん、共働き世帯やテレワーク中心の生活を送る方にとっても、家の周りでどれだけデリバリーの選択肢があるかは日々のQOLを大きく左右します。実際、SNS上でも「引っ越し先はUber Eatsの充実度で選んだ」「駅近より配達エリアを優先した」といった声が増えており、住まい選びの新しい価値観として定着しつつあるようです。
これから一人暮らしやお引っ越しを考えている方は、ぜひ物件探しの判断材料のひとつとして参考にしてみてください。
1.「家賃より大事かも」ウーバー充実度

日常になった「まずウーバー」
新しい街に引っ越したとき、まず何をしますか。荷解きよりも先に、スマホでUber Eatsのアプリを開いて住所を登録している、という人は意外と多いはずです。仕事や家事で疲れた平日の夜、「今日は作りたくないな」と思ったときにすぐ頼れるかどうかは、暮らしの満足度を大きく左右します。特に一人暮らしの場合、買い物から調理、後片付けまで全て自分でこなす必要があるため、「疲れたらすぐ頼める」という安心感そのものが、暮らしのストレスを減らしてくれる存在になっています。
開いてみたら意外と知らないお店を発見
アプリを開いてみると、近所にあると思っていなかった飲食店が意外とたくさん出てきて驚いた、という経験がある方も多いのではないでしょうか。表通りからは見えない裏路地の名店や、テイクアウト専門で営業している隠れた人気店、さらにはデリバリー専用ブランドとして展開している「ゴーストレストラン」など、Uber Eatsを通して初めて存在を知るお店も少なくありません。この「発見」自体が、その街に住むことの楽しみのひとつになっている面もあります。実際に住んでみて初めて「この街、意外と美味しいお店多いな」と気づくケースは珍しくなく、事前のリサーチだけでは分からない街の魅力を知るきっかけにもなっています。
「駅から遠くても、ウーバー充実してるからOK」ってなる謎
不思議なもので、駅から多少歩く物件でも「このエリアはお店が多いな」と感じると、一気に好印象になったりします。逆にどんなに立地が良くても、Uber Eatsで選べるお店が少ないと「ここ、平日の夜は大丈夫かな…」と不安になる。もはや家賃や駅近と同じくらい、あるいはそれ以上に効いてくる指標になっているのかもしれません。特に車を持たない都内の一人暮らしでは、「歩いて買い物に行く」より「家で頼む」を選ぶ機会の方が多いという方も多く、駅からの距離よりデリバリー環境を優先する価値観が広まりつつあります。
逆にウーバーが薄いと損した気分に
一方で、実際に住み始めてから「思ったよりお店が少ない」と気づくケースも珍しくありません。内見時にはチェックしなかった項目だからこそ、後から後悔しやすいポイントでもあります。せっかく家賃や設備に納得して契約したのに、いざという時に頼れるお店がなくてがっかりする、というのは避けたい失敗のひとつです。
2. Uber Eats出店数が多い街ランキング
1位:池袋駅(豊島区)出店数156件

巨大ターミナル「池袋駅」は、東口には若者やアニメファン、ファミリー層、西口にはオフィスワーカーや学生が集まる街です。それぞれの客層に対応するため、大規模チェーンから百貨店内の高級店、リーズナブルな居酒屋まで、飲食店のジャンルと価格帯の幅が非常に広いのが特徴です。この「幅の広さ」がそのままUber Eatsの選択肢の多さにもつながりやすいエリアといえます。
2位:恵比寿駅(渋谷区)出店数109件

都心主要駅へのアクセスが良く、洗練された雰囲気が特徴の恵比寿駅。30代以上のビジネス層や富裕層の利用が中心で、高級な和食・フレンチから隠れ家的なバー、ビストロまで、質と雰囲気にこだわった飲食店が多く集まっています。
3位:神保町駅・水道橋駅(千代田区)出店数106件

大学やオフィスビルが密集するこのエリアは、学生とオフィスワーカーが集まる街です。神保町は古本とカレーの街として、水道橋は東京ドーム関連の宴会需要と学生グルメが旺盛なエリアとして知られています。
4位:浅草駅(台東区)出店数106件

浅草寺の最寄り駅として、多くの観光客・外国人旅行者に利用されているエリアです。天ぷらや鰻、蕎麦などの伝統的な老舗和食店に加え、もんじゃ焼きや甘味処といった下町グルメの飲食店が集まっています。
5位:新宿駅(新宿区)出店数63件

日本最大の巨大ターミナルであり、あらゆる属性の人が利用する飲食集積地です。東口の繁華街、西口のオフィス街、南口の商業施設とエリアによって機能が分かれ、深夜営業の居酒屋から高級レストランまで揃う日本トップクラスの飲食激戦区です。乗降客数は1日233万人超と圧倒的な規模ですが、今回の順位としては5位。これは今回のランキングが不動産会社1社の契約実績ベースの集計であるためで、実際の飲食店の絶対数で見ればさらに上位に来る可能性の高いエリアです。
3. 店舗数あるのに頼めない?

「対応エリア」の線引きは、思ったよりシビア
Uber Eatsの配達エリアは、駅や区の境界ではなく、細かい住所単位で線引きされています。同じ区内、同じ駅の反対側の出口であっても、対応・非対応が分かれることは珍しくありません。「あの駅は対応してるから」という思い込みだけで判断せず、候補物件の正確な住所で検索することが大切です。特に、川や大きな幹線道路を境に配達エリアが区切られているケースもあり、地図上では近くに見えても実は非対応、という落とし穴もあります。
違う店名で同じお店の場合も
Uber Eats上では、実店舗とは違う屋号やブランド名で登録されているお店も存在します。いわゆる「ゴーストレストラン」と呼ばれる、キッチンを共有しながらデリバリー専用ブランドを複数展開している飲食店も増えており、見た目の店舗数だけでは実際の多様性を判断しにくいケースもあります。「ジャンルは多そうに見えるけど、実は同じ厨房から作られている」ということも珍しくないため、気になるジャンルがきちんと選べるかどうかは、実際にアプリで検索してみるのが確実です。
サービス開始したばかりの店舗だと品薄
Uber Eatsは地方都市を中心に対応エリアを急拡大していますが、サービス開始直後のエリアは登録店舗数がまだ数十店舗レベルということも珍しくありません。「対応エリアになった」という情報だけで安心せず、実際に開いてみて店舗数を確認しておきましょう。都心から郊外・地方への引っ越しを検討している場合は特に注意したいポイントです。
評価がなく頼むのに気が引けてしまう
新規登録店舗や、まだ利用者が少ないお店は、レビュー・評価が付いていないことがあります。評価がないと味やクオリティの見当がつかず、注文をためらってしまう、という声もよく聞かれます。これも「店舗数はあるのに使いにくい」と感じる一因です。逆にいえば、評価が蓄積された店舗が多いエリアほど、初めて頼む際の安心感も高いといえるでしょう。
こだわりの物件、お得な条件で見つかります
仲介手数料0円でお気軽にご相談ください
4. ウーバーに有利なお部屋の条件とは

エリアが充実していても、実は建物自体の条件によってUber Eatsの体感満足度が変わることがあります。同じ駅・同じ通り沿いでも、住む建物次第で使い勝手に差が出るポイントを紹介します。
オートロック・エントランスの構造
オートロックのマンションは、配達員がエントランスまでしか来られず、そこから先は自分で受け取りに行くケースが多くなります。宅配ボックスや置き配指定に対応していない物件だと、毎回インターホン対応が必要になり手間に感じやすいです。置き配対応・宅配ボックスありの物件は、日常的にUber Eatsを使う人との相性が良いといえます。特に温かい料理を頻繁に頼む方は、料理が冷めにくいよう玄関先まで届けてもらえるかどうかも、内見時に確認しておきたいポイントです。
エレベーターの有無・待ち時間
高層階でエレベーターが1基しかない物件は、配達員がエレベーター待ちで到着が遅れがちです。配達員側からも敬遠されやすい配達先となり、繁忙時間帯は特に影響が出やすいポイントです。低層階や、エレベーターが複数ある物件のほうが実はウーバー向きだったりします。タワーマンションの高層階に憧れる方も多いですが、デリバリー利用の頻度が高いなら、この点は事前に意識しておくと安心です。
住所のわかりやすさ
新興住宅地や番地が入り組んだエリアは、配達員が地図アプリでも迷いやすく、到着遅延や誤配の原因になります。大通り沿いや目印になる建物が近いなど、説明しやすい住所であることは地味ながら重要な条件です。「近くにコンビニがある」「大きな交差点のすぐそば」など、口頭でも説明しやすい立地は、配達トラブルの少なさにもつながります。
幹線道路からの距離
配達員はバイクや自転車で来ることが多いため、細い路地の奥や一方通行が絡む立地は配達効率が落ち、優先順位が下がりやすい傾向があります。表通りからアクセスしやすい物件のほうが、結果的に早く届きやすいといえるでしょう。
関連記事
5. まとめ
家賃や駅からの距離といった従来の条件に加えて、「Uber Eats充実度」も住まい選びの立派な判断材料になる時代になりました。池袋・恵比寿・神保町・浅草・新宿をはじめとした飲食店密集エリアは選択肢が豊富な一方、対応エリアの線引きや建物条件によって体感の満足度が変わることも忘れずにチェックしておきたいポイントです。店舗数だけを見て判断するのではなく、実際にアプリで検索する、内見時に宅配ボックスやエントランスの構造を確認するといった一手間が、入居後の満足度を大きく左右します。

執筆監修

趙暉士(ちょうきし)|宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士、管理業務主任者、2級ファイナンシャル・プランニング技能士
賃貸リーシングとコンサルタントを経験し、後に売買仲介業務に従事。
(株)大京穴吹不動産、都心営業部、渋谷店、流通営業1課



