
あなたは大丈夫?スマホ時間、平均3時間の時代へ…”目にやさしい賃貸”という選択
「気づいたら1時間スマホを触っていた」「寝る前についSNSを開いてしまう」——そんな経験、誰にでもあるのではないでしょうか。
スマホ依存のなおしかたを調べる人が増えている背景には、こうした「気づいたら長時間使っている」自分への違和感があるように思います。実際、後ほど詳しく紹介しますが、総務省の調査では日本人のインターネット利用時間は平日・休日ともに平均3時間を超えており、その多くがスマートフォン経由だとされています。
スマホ依存を治す方法というと、使用時間を制限するアプリを入れる、通知をオフにするといった対策が真っ先に思い浮かびます。ただ、実はもう一つ見落とされがちな視点があります。それが「住環境を変える」という発想です。四六時中スマホを見つめる生活が当たり前になった今だからこそ、目や心にやさしい部屋で過ごす時間を増やすことが、結果的にスマホと適度な距離を取ることにもつながっていきます。
この記事では、スマホ利用時間の実態から、目の疲れの本当の原因、そして「目にやさしい賃貸」という新しい住まいの選択肢まで、順を追って紹介していきます。
1. スマホ利用時間、実は平均3時間超え?

平均利用時間は平日・休日ともに3時間超
総務省情報通信政策研究所が発表した「令和6年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」によると、インターネットの平均利用時間は平日181.8分、休日183.7分という結果でした※1。平日・休日を問わず、平均すると3時間以上をインターネット、そのほとんどをスマホの画面に費やしている計算になります。
テレビからスマホへ、主役交代は年々加速
しかも、この数字は年々増加傾向にあります。同調査によれば、全年代において平日・休日ともにインターネット利用の平均時間が最も長く、テレビ(リアルタイム)視聴を上回る傾向が続いているといいます。かつては「テレビをつけっぱなしにする時間」が生活の中心にありましたが、今やその主役はすっかりスマホへと移り変わったといえるでしょう。
40代の休日でも、ネットがテレビを逆転
年代別に見ても興味深い変化があります。同調査では、休日の40代でインターネット利用がテレビ視聴の時間を初めて上回ったことが報告されています※1。もはやスマホ時間が長いのは若年層だけの話ではなく、幅広い世代に広がっている実態がうかがえます。
「細切れ時間」の積み重ねが3時間をつくる
3時間というと「そんなに使ってないよ」と思う人もいるかもしれません。ですが、通勤中のSNSチェック、仕事の合間の検索、寝る前の動画視聴と、細切れの時間を積み重ねていくと、あっという間にこの数字に到達してしまうのが実感としても納得できるところではないでしょうか。
こうした積み重ねが、気づけばスマホを手放せない状態、いわゆるスマホ依存へとつながっていきます。スマホ依存のなおし方として使用時間の管理アプリや通知オフといった対策が紹介されることは多いのですが、それだけではなかなか根本的な解決に至らないことも少なくありません。というのも、スマホを見てしまう「環境」そのものは変わっていないからです。
そして、この画面を見ている時間の長さこそが、目の疲れや眼精疲労、ひいては睡眠の質にまで影響を及ぼす要因になっています。次の章では、ブルーライトだけでは語りきれない、住環境が目に与える影響について掘り下げていきます。
2. ブルーライトだけじゃなかった。目の疲れを左右する“住まいの環境”

スマホやPCの「ブルーライト対策」は広く知られるようになりましたが、実は目の疲れの原因はそれだけではありません。見落とされがちなのが、日々過ごす部屋の光環境そのものです。
照明の「色温度」が目の負担を左右する
照明にはK(ケルビン)という単位で表される「色温度」があり、数値が低いほどオレンジ色の電球色に、高いほど青白い昼光色になっていきます。一般的に2700〜3000Kが電球色、6500Kが昼光色とされ、色温度が高くブルーライト成分の多い光ほど、長時間浴びると目や脳への刺激が強くなりやすいといわれています。
だからこそ、日中はしっかり集中できる昼白色や昼光色を、夜はリラックスできる電球色をというように、時間帯に合わせて光を使い分けることが、目の疲れを軽減する大きなポイントになってきます。
「明るすぎ・暗すぎ」も疲れ目の原因に
照明の明るさもまた重要な要素です。部屋の広さに対して明るさが不足していると、無意識に目を凝らしてしまい疲労がたまっていきます。逆に、蛍光灯1灯だけで部屋全体を煌々と照らすような、一律に明るすぎる環境も、コントラストの乏しさから目に負担をかけることがあります。
賃貸物件にもともと備え付けられている丸型蛍光灯は、まさにこの「明るいだけで表情のない光」の代表例といえるでしょう。間接照明やスタンドライトを組み合わせて、光に陰影と奥行きをつくることが、目にとって心地よい空間づくりの第一歩になります。
画面の光と部屋の光、「差」が疲れをつくる
見落とされがちですが、スマホやPCの画面の明るさと、部屋全体の明るさの差が大きいほど、目はその都度ピントや瞳孔を調整することになり、疲労が蓄積していきます。真っ暗な部屋でスマホだけが煌々と光っている、そんな状況に心当たりがある人は多いのではないでしょうか。
部屋全体にほどよい明るさの光源があることで、画面との明暗差が緩和され、結果として目の負担を減らすことにつながっていきます。
光だけでなく「部屋全体」で考える視点へ
ここまで見てきたように、目の疲れは画面から発せられるブルーライトだけの問題ではなく、部屋の照明環境や光の使い方全体に左右されるものです。そしてこの視点をさらに広げていくと、実は壁や床といった素材そのものも、光の反射や質感を通じて目の心地よさに影響を与えていることが見えてきます。
次の章では、無垢フローリングや漆喰・珪藻土といった自然素材がなぜ”目にやさしい”と言われるのか、その理由を掘り下げていきます。
3. 自然素材が”目にやさしい”と言われる理由
無垢フローリングは光を「柔らかく」反射する
ツルツルとした光沢のあるフローリングやビニール素材の床は、照明の光を強く反射し、思わぬ場所でギラつきや眩しさを生んでしまうことがあります。一方で、無垢材のフローリングは表面に微細な凹凸や木目の質感があるため、光を乱反射させることで、同じ明るさでも刺激の少ない柔らかな見え方になりやすいという特徴があります。
また、木という素材そのものが持つ温かみのある色合いも、視覚的な緊張をやわらげる要素のひとつだといわれています。
漆喰・珪藻土は「凹凸」と「マットな質感」がカギ
壁材として注目される漆喰や珪藻土も、無垢フローリングと同じ理屈で語ることができます。表面にわずかな凹凸があるマットな質感の壁は、ビニールクロスのようにツルッと光を跳ね返すことが少なく、部屋全体の光をやわらかく拡散してくれるのです。
さらに漆喰や珪藻土には調湿効果があることも知られており、室内の湿度を一定に保つ働きも期待されています。乾燥は目の乾き、いわゆるドライアイにもつながりやすいため、こうした素材は間接的に目の快適さを支える存在ともいえそうです。
「反射」と「コントラスト」が目の疲れを左右する
ここまでの話をまとめると、目にやさしい空間づくりで大切なのは、光を強く反射しすぎないマットな質感の素材を選ぶことと、部屋全体の明暗差を極端にしすぎないことの2点に集約されます。無垢材や漆喰・珪藻土といった自然素材は、この2つの条件を満たしやすい素材として、近年「目にやさしい住まい」という文脈でも注目されるようになってきました。
とはいえ、賃貸物件に住んでいると、壁を珪藻土に塗り替える、床を無垢材に張り替えるといったことは、原状回復の観点からもハードルが高いのが正直なところです。だからこそ近年、あらかじめ無垢フローリングや漆喰・珪藻土壁を採用した賃貸マンションという選択肢が注目され始めています。
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4. おすすめ”目にやさしい賃貸”をご紹介!

最寄り駅:東京メトロ丸ノ内線「新中野駅」徒歩6分
間取り:1K~2LDK
家賃幅:約9万円台~20万円台
丸ノ内線「新中野」駅徒歩6分に誕生した、地上3階建てのデザイナーズ賃貸マンションです。最大の魅力はリビングに設けられた「プロジェクター」で、お家で映画館気分を堪能できます。漆喰風の壁デザインや木目調の床は目に優しく、収納アイデア満載のキッチンや小部屋で生活利便性も申し分ありません。周辺はスーパー、ドラッグストア、飲食店などが立ち並び、買い物や休日のおでかけにも困ることはありません。
PATH仲六郷

最寄り駅:京急本線「雑色駅」徒歩6〜7分
間取り:1LDK~2LDK
家賃:13万円台~
大田区仲六郷の閑静な住宅街に佇むPATH仲六郷は、室内に漆喰デザインの壁を採用し、光をやわらかく拡散する上品な質感で、日々の暮らしに落ち着きをもたらしてくれます。あわせて、目に優しい素材を選んだ床材が、照明や自然光の反射を抑え、長時間過ごすリビングでも疲れにくい空間を実現しています。2025年5月には全面リノベーションが行われ、広々としたウォークインクローゼットや浴室乾燥機・追い焚き機能など、快適な暮らしを支える設備も充実しています。オートロックや24時間ゴミ出し対応など、防犯面・生活利便性への配慮も見逃せないポイントです。デザイン性と機能性を兼ね備えたこの一室で、目にも心にもやさしい新生活をスタートしてみませんか。
Anti001

最寄り駅:JR京葉線「八丁堀」駅から徒歩1分
間取り:---
家賃:---
部屋に足を踏み入れると、まず目に飛び込んでくるのはオーク材の床の美しい木目です。ツルツルとした人工的な光沢のあるフローリングとは違い、木目の凹凸が光をやわらかく拡散してくれるので、長時間過ごしても目が疲れにくい床になっています。壁には古い喫茶店を思わせる漆喰が使われており、マットな質感が照明の光を優しく受け止め、部屋全体に落ち着いた陰影を生み出しています。そこにアンティーク調の照明が加わることで、色温度の高い白々しい光ではなく、時間がゆっくり流れるような温かみのある光環境ができあがっています。設備面でもエアコンやIHクッキングヒーター、バス・トイレ別、独立した収納など暮らしやすさを支える機能がひと通り揃っており、駅徒歩1分という利便性と、目にも心にもやさしい空間づくりを両立した一室です。
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まとめ
スマホの平均利用時間が3時間を超える時代、目の疲れはブルーライト対策だけで完結するものではなく、日々過ごす部屋の照明や素材そのものが大きく関わっていることをお伝えしてきました。総務省の調査でもインターネット利用時間が平日・休日ともに平均3時間を超えていることが示されている通り※1、私たちの目は思っている以上に酷使されています。目の疲れは色温度や明るさ、画面との明暗差といった住まいの光環境全体に左右されるものであり、無垢フローリングや漆喰・珪藻土といった自然素材は、光の反射をやわらげ、目にやさしい空間づくりに役立ってくれます。
スマホ依存のなおし方として通知オフや利用時間の制限を試すのと同じくらい、帰ってきてホッとできる部屋、目が疲れにくい部屋を選ぶことも、スマホとの付き合い方を見直す一つのきっかけになるはずです。

執筆監修

趙暉士(ちょうきし)|宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士、管理業務主任者、2級ファイナンシャル・プランニング技能士
賃貸リーシングとコンサルタントを経験し、後に売買仲介業務に従事。
(株)大京穴吹不動産、都心営業部、渋谷店、流通営業1課



