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写真と全然違う!SNSで部屋を決めた人たちのリアルな後悔…今の時代も「不動産屋に頼る」が近道だった!

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「この部屋、めっちゃおしゃれ…!」

TikTokをなんとなく眺めていたら、流れてきたルームツアー動画に一目ぼれ。そんな経験、ありませんか?最近は、TikTokやInstagramで家を探す人がすっかり増えました。短い動画で部屋の雰囲気がパッとつかめるので、情報収集にはとても便利ですよね。

でもその一方で、「動画で見た家と全然違った」「問い合わせたらもう埋まっていた」「契約直前に初期費用が一気に増えた」という声もよく耳にします。キラキラした投稿を信じて決めたのに、住んでから後悔してしまう。実はこれ、SNSでのお部屋探しではかなりの「あるある」なんです。

この記事では、SNSで部屋を決めた人たちのリアルな後悔と、その原因になっている落とし穴をまとめました。そのうえで、今の時代でも「不動産屋に頼る」ことが後悔しない家探しの近道になる理由と、SNSとプロを上手に使い分けるコツをお話しします。




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1. SNSで部屋を決めた人たちのリアルな後悔あるある


おしゃれなインテリアに、窓いっぱいの日差し。TikTokで流れてくる家の動画を見て「ここに住みたい!」と思ったことがある人は多いはずです。ところが実際に住んでみると、「こんなはずじゃなかった…」となることも少なくありません。まずは、よくある後悔を見ていきましょう。



「思ったより狭い…」広角レンズのマジック

いちばん多いのがこのパターンです。動画では開放感たっぷりだったのに、ベッドとデスクを置いたら通路しか残らなかった、なんて話はよく聞きます。

SNSの物件動画は、ほとんどが広角レンズで撮られています。広角だと奥行きが強調されるので、6畳の部屋でも8畳くらいに見えてしまうんですね。家具のない空室ならなおさらです。「冷蔵庫の扉が全開にならない」「買ったソファが入らない」といった後悔をしないためにも、広さは「〇㎡」という数字と、手持ちの家具のサイズで考えるのが鉄則です。



「日当たり抜群」のはずが、昼でも薄暗い

動画の中では光があふれていたのに、住んでみたら目の前に隣のビルが迫っていて、昼間でも電気が必要だった。これもよくある話です。

撮影のときは照明を全部つけていたり、明るさを加工していたりすることも珍しくありません。撮った時間帯や季節によっても、日の入り方はまったく違います。「南向き」と書かれていても、周りに高い建物があれば日差しはほとんど入らないんです。洗濯物が乾かない、朝起きても部屋が暗い、といった悩みは、動画だけではまず見抜けません。



写真には写らない「音」と「におい」

写真や短い動画で、どうしても伝わらないのが音とにおいです。夜になると線路の音が響いてきたり、上の階の足音が丸聞こえだったり、近くの飲食店のにおいが部屋まで入ってきたり。TikTokの動画にはBGMがついていることが多いので、実際の環境音はほとんどわかりません。こうした毎日の小さなストレスは、住んでからじわじわ効いてくるものです。



部屋は最高、でも周辺環境が想定外

部屋の中は動画どおりで大満足。でも一歩外に出たら、駅までの道が暗くて夜は怖いし、坂がきつくて毎日ヘトヘト、近くにスーパーもない…。SNSの物件紹介は部屋の中ばかりが映されるので、周辺のチェックがおろそかになりがちです。「駅徒歩8分」と書いてあっても、信号や坂道、踏切によって体感はまったく変わりますよね。



「この物件、もう埋まってます」「初期費用が聞いてた話と違う」

やっと理想の家を見つけて問い合わせたら、「その物件はもう成約済みです」と言われ、別の物件をすすめられた。そんな経験談もよく聞きます。古い投稿がそのまま拡散され続けていたり、いわゆる「おとり物件」だったりするケースです。

お金のトラブルも多いですね。投稿には家賃しか書かれていなかったのに、いざ契約となると敷金や礼金、仲介手数料、保証会社の費用、火災保険料、鍵交換費用などが次々に加わって、思っていたよりずっと高くついてしまう。賃貸の初期費用は家賃の5〜6か月分ほどが目安といわれているので、家賃10万円の部屋なら50〜60万円ほどかかる計算です。どの後悔にも共通しているのは、「動画や写真だけで判断してしまった」ということなんです。




2. なぜ起きる?SNS部屋探しに潜む落とし穴


「自分なら大丈夫」と思うかもしれませんが、実はSNSという仕組みそのものに、失敗を招きやすい理由が隠れています。TikTokなどで家を探すときに知っておきたい落とし穴を整理してみましょう。



「映え」が最優先の情報発信

TikTokやInstagramは、「いいね」や再生回数が評価される世界です。だから物件の投稿も、どうしても「映える」ことが優先されがち。広く見えるアングルに、明るく補正された映像、おしゃれな家具を置いたモデルルーム風の演出。魅力的なところだけを切り取って、テンポのいいBGMと一緒に流すのが定番です。嘘ではないにしても、「住みやすさ」より「見た目のよさ」が重視されている、ということは頭に入れておきたいですね。



情報が古いまま流れ続ける

SNSの投稿は、一度バズると何週間も、ときには何か月も拡散され続けます。でも人気物件ほど、空室はあっという間に埋まってしまうもの。動画を見て問い合わせた頃には、もう別の人が入居していた、というわけです。

中には、すでに募集が終わった物件や、実在しない好条件の物件で集客する「おとり物件」が紛れていることもあります。おとり広告は法律や業界のルールで禁止されていて、国土交通省も業界団体に向けて次のように注意を呼びかけています。

ポータルサイトの広告でさえこうした注意喚起が出ているのですから、誰でも自由に投稿できるSNSでは、なおさら見分けるのが難しいんです。



大事な条件が見えにくい

数十秒の動画で伝えられる情報には、どうしても限りがあります。家賃は書いてあっても、管理費や敷金・礼金、保証会社の費用、更新料、退去時のルール、短期解約の違約金まではまずわかりません。築年数や建物の構造もそうですね。木造か鉄筋コンクリートかで防音性は大きく変わるのに、そこが省略されたまま「よさそう!」という気持ちだけが先走ってしまう。これがSNS部屋探しのこわいところです。



発信者が誰かわからない

SNSでは、誰でも気軽に物件情報を発信できます。不動産会社の公式アカウントもあれば、個人やインフルエンサー、仲介をうたう正体不明のアカウントまでさまざまです。賃貸の仲介は、本来は宅地建物取引業の免許を持った会社が行うもの。でもSNS上では、相手がきちんとした会社なのかを見極めるのは簡単ではありません。DMだけで話が進み、会社名も連絡先もよくわからない…という場合は、特に注意してくださいね。



困ったときに頼れる相手がいない

契約後に「聞いていた話と違う」「設備が壊れた」といった問題が起きても、SNSの投稿主が責任を持って対応してくれるとは限りません。気づいたらアカウントが消えていた、という声もあるほどです。部屋探しは契約して終わりではなく、そこから何年も暮らしが続きます。その間ずっと相談できる相手がいるかどうかは、想像以上に大切なんです。




3. 今の時代でも「不動産屋に頼る」が近道な理由


ネットで何でも調べられる時代に、「わざわざ不動産屋に行かなくても…」と思う人もいるかもしれません。でも、ここまで見てきた落とし穴の多くは、不動産屋に相談するだけで避けられるものばかりなんです。



最新の空室情報がわかる

不動産会社は、業者向けの物件情報システムを通じて、今まさに募集中の物件をリアルタイムで確認できます。「問い合わせたらもう埋まっていた」という空振りを減らせるのは大きなメリットです。ネットにまだ載っていない新着物件を紹介してもらえることもあるので、ひとりで探すより出会える選択肢がぐっと広がりますよ。



写真ではわからない「リアル」を教えてくれる

日当たりや騒音、建物の管理状況、周辺の治安や買い物のしやすさ。こうした写真に写らない情報こそ、地域に詳しい不動産屋の得意分野です。「線路沿いなので夜は少し音が気になるかもしれません」「駅までの道は街灯が少なめですよ」と、住んでみないとわからないことを先に教えてもらえるのは心強いですよね。内見の段取りもお任せできるので、自分の目で確かめてから決められます。



お金や契約の条件をきちんと確認できる

契約にまつわるお金の話は、どうしても複雑になりがちです。SUUMOでは、賃貸の初期費用の目安について次のように紹介しています。

不動産屋に相談すれば、総額でいくらかかるのかを前もって見積もってもらえるので、契約直前に慌てることはありません。契約前には宅地建物取引士による重要事項説明も行われるので、大切な条件を書面でしっかり確認できます。



条件の相談や交渉の窓口になってくれる

「家賃をもう少し抑えたい」「入居日をずらしたい」。そんな自分では言い出しにくい希望も、不動産屋が大家さんや管理会社との間に入って相談してくれます。必ず通るとは限りませんが、プロを通したほうが話がスムーズに進むことは多いものです。



入居後も頼れる相談先がある

設備の故障や近隣とのトラブル、更新や退去の手続き。住んでいる間に困ったことが起きたとき、相談できる窓口がはっきりしているのは大きな安心です。信頼できる不動産会社とつながっておけば、「誰に連絡すればいいの?」と途方に暮れることもありません。



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4. SNSは「きっかけ」に、決めるのはプロと一緒に

ここまで読んで、「じゃあSNSで家を探すのはやめたほうがいいの?」と思った方もいるかもしれません。でも、そんなことはありません。大切なのは、SNSと不動産屋の得意なところを上手に使い分けることなんです。



SNSは「理想の暮らし」をイメージする場所に

SNSのいちばんの魅力は、いろいろな部屋や暮らし方を気軽に眺められることです。「こんなインテリアにしたい」「この街の雰囲気が好き」と、自分の理想を具体的にするにはぴったりのツールですよね。気になる投稿はどんどん保存して、どんな家に住みたいのかを考えるヒントにしてみてください。SNSは物件を決める場所ではなく、理想を見つける場所。そう割り切って使うのが、上手な付き合い方です。



気になる物件は、そのまま不動産屋に見せてみる

「いいな」と思った物件があったら、その動画のスクリーンショットやURLを、そのまま不動産屋に見せて相談してみましょう。まだ募集しているのか、動画に映っていない条件はどうか、初期費用は総額でいくらなのか。プロの目でしっかり確かめてもらえます。もし埋まっていても、「この雰囲気がお好きなら、こちらはいかがですか?」と似た部屋を提案してもらえることもあります。



相談するときは「譲れない条件」を整理しておこう

相談の前に、希望条件をざっくり整理しておくと話がスムーズです。管理費込みの家賃の上限や、住みたいエリア、通勤にかけられる時間、間取りの希望、それからバス・トイレ別やオートロックのような譲れない設備あたりを考えておくといいですね。全部を完璧に決める必要はありません。「これだけは譲れない」と「できればほしい」を分けておくだけで、ぐっと探しやすくなります。



最後は必ず自分の目で確かめる

どんなに素敵な動画でも、実際に足を運ぶことに勝る情報はありません。内見では、家具を置いたときのイメージがわくようにメジャーを持っていくと便利です。窓を開けて外の音を聞いてみたり、収納やコンセントの位置、エントランスやゴミ置き場の清潔さをのぞいてみたりするのもおすすめ。駅からの道のりも、坂や街灯の様子を見ながら歩いてみてください。時間があれば昼と夜の両方で見ておくと、さらに安心です。気になったことはその場で担当者に聞いて、モヤモヤを残さずに決めましょう。



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まとめ


TikTokやInstagramで家を探すのは、理想の暮らしをイメージするにはとても便利な方法です。ただ、動画や写真だけで決めてしまうと、「思ったより狭い」「もう埋まっていた」「初期費用が想定外」といった後悔につながりやすいのも事実。その裏には、映え優先の発信や古いまま流れる情報、見えにくい契約条件といった、SNSならではの落とし穴があります。

だからこそ、SNSは「きっかけ」として楽しみつつ、最後の判断はプロと一緒に。最新の空室情報から写真に写らないリアル、お金や契約の安心、入居後のサポートまでそろう不動産屋は、今の時代でも後悔しない家探しのいちばんの近道なんです。

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  • 執筆監修

    趙暉士(ちょうきし)|宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士、管理業務主任者、2級ファイナンシャル・プランニング技能士

    賃貸リーシングとコンサルタントを経験し、後に売買仲介業務に従事。

    (株)大京穴吹不動産、都心営業部、渋谷店、流通営業1課